学習トップ教科書ドリル 生理学第13章 ▸ B. 体性感覚 / Q13B021

教科書ドリル 生理学

Q13B021 感覚

問題

脊髄半側切断(Brown-Séquard症候群)で、病変レベルより下位に現れる感覚障害の組み合わせとして正しいのはどれか。

選択肢
1同側:痛覚・温度覚低下 / 対側:深部感覚・識別性触覚低下
2同側:深部感覚・識別性触覚低下 / 対側:痛覚・温度覚低下
3両側:痛覚・温度覚低下のみ
4両側:深部感覚・識別性触覚低下のみ
解答
正解2
解説

選択肢2が正。Brown-Séquard症候群では脊髄の片側が切断される結果、それぞれの伝導路の交叉レベルの違いが典型所見を生む。後索-内側毛帯路は延髄で交叉するため病変レベル以下の脊髄後索は障害側と同側の情報を運搬しており、同側の深部感覚・識別性触圧覚(振動覚含む)が低下する。一方、脊髄視床路(外側)は脊髄後角で交叉してから対側前側索を上行するため、病変側の脊髄視床路は反対側からの痛覚・温度覚情報を運搬しており、病変より下位の対側で痛覚・温度覚が低下する。さらに病変側の皮質脊髄路(錐体路)障害により同側の痙性麻痺が加わる。選択肢1は同側/対側が逆で誤り。選択肢3・4は両側性障害ではないため誤り(脊髄横断損傷では両側障害となる)。交叉レベルの違いが臨床所見を決めるという体性感覚伝導路の核心命題である。

解説画像
脊髄半側切断(Brown-Séquard症候群)で、病変レベルより下位に現れる感覚障害の組み合わせとして正しいのはどれか。 解説図
脊髄半側切断(Brown-Séquard症候群)で、病変レベルより下位に現れる感覚障害の組み合わせとして正しいのはどれか。
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