学習トップ教科書ドリル 生理学第12章 ▸ C. 錐体路系と錐体外路系 / Q12C003

教科書ドリル 生理学

Q12C003 運動

問題

錐体路系と錐体外路系に関する記述として正しいのはどれか。

選択肢
1錐体路は一次運動野に起始し、内包後脚→大脳脚→橋→延髄錐体→(延髄下部で大多数が交叉)→反対側の脊髄側索を下行して前角α運動ニューロンに達する。
2錐体路の線維は脊髄内で交叉するため、延髄錐体部の片側病変では同側の随意運動麻痺のみが生じる。
3錐体外路系の代表である前庭脊髄路・網様体脊髄路・赤核脊髄路・視蓋脊髄路はいずれも大脳皮質に起始する直達路である。
4錐体路障害では振戦・固縮・無動などの不随意運動が、錐体外路障害では対側の随意運動麻痺が主症状となる。
解答
正解1
解説

選択肢1は錐体路(皮質脊髄路)の経路を正しくまとめており、「皮質(中心前回)→内包後脚→大脳脚→橋→延髄錐体→錐体交叉(80〜85%)→外側皮質脊髄路→脊髄前角α運動NR」の節C-a中核知識と整合する。選択肢2は誤り:錐体路の交叉は延髄下部(錐体交叉)であり脊髄内ではない。延髄錐体部の片側病変では、交叉前の線維が障害されて「反対側」の随意運動麻痺が出る(錐体下部の場合、交叉直前〜交叉中の障害により両側症状もありうる)。選択肢3は誤り:前庭脊髄路は前庭神経核、網様体脊髄路は脳幹網様体、赤核脊髄路は赤核、視蓋脊髄路は中脳視蓋に起始し、いずれも大脳皮質起始の直達路ではない(皮質起始の錐体外路下行路は皮質網様体路・皮質赤核路)。選択肢4は障害像が逆転しており誤り:錐体路障害で対側の随意運動麻痺+痙性麻痺+病的反射陽性、錐体外路障害で不随意運動・姿勢異常・筋緊張異常が生じる。節C全体の「起始/経路/交叉/終止/障害」の5軸を統合して判定する問題。

解説画像
錐体路系と錐体外路系に関する記述として正しいのはどれか。 解説図
錐体路系と錐体外路系に関する記述として正しいのはどれか。
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