学習トップ教科書ドリル 生理学第12章 ▸ B-d. 大脳基底核による調節 / Q12Bd002

教科書ドリル 生理学

Q12Bd002 運動

問題

大脳基底核とその周辺構造の役割に関する組み合わせとして**正しい**のはどれか。

選択肢
1線条体(尾状核+被殻) ── 大脳基底核の出力部、視床へ投射
2淡蒼球 ── 大脳基底核の入力部、大脳皮質から入力を受ける
3黒質 ── 線条体へドパミン作動性線維を投射する中脳の神経核
4視床下核 ── 大脳皮質の表層に位置する運動指令の発信部
解答
正解3
解説

大脳基底核の入出力関係は次のように整理できる。
- **入力部**:**線条体(尾状核+被殻=新線条体)**。大脳皮質から広範な入力を受ける。
- **出力部**:**淡蒼球(旧線条体)**と**黒質網様部**。視床の運動関連核を経由して大脳皮質に戻す。
- **黒質緻密部**:中脳に存在し、**線条体へドパミン作動性投射**を行って基底核回路を修飾する。
- **視床下核**:間脳に存在し、間接路の重要な中継点として淡蒼球内節などを興奮性に駆動する。

選択肢3の「黒質=線条体へドパミン投射する中脳の神経核」は正しい。選択肢1は入出力が逆(線条体は入力部)、選択肢2も逆(淡蒼球は出力部)、選択肢4は大脳皮質表層ではなく間脳深部の核なので誤り。黒質ドパミンニューロンの変性・脱落は、中年以降に振戦・固縮・無動・姿勢保持障害を呈する代表的疾患の病理基盤であるが、疾患名は本設問の正答肢には据えない。

解説画像
大脳基底核とその周辺構造の役割に関する組み合わせとして**正しい**のはどれか。 解説図
大脳基底核とその周辺構造の役割に関する組み合わせとして**正しい**のはどれか。
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