学習トップ教科書ドリル 生理学第12章 ▸ B-c. 小脳による調節 / Q12Bc002

教科書ドリル 生理学

Q12Bc002 運動

問題

小脳の系統発生的3区分と主要機能の組み合わせとして**正しい**のはどれか。

選択肢
1原小脳(前庭小脳) ── 熟練運動の記憶・学習
2古小脳(脊髄小脳) ── 姿勢・筋緊張の調節
3新小脳(大脳小脳) ── 身体の平衡の維持
4原小脳(前庭小脳) ── 巧緻運動の調整
解答
正解2
解説

小脳は系統発生的に古い順から、原小脳(前庭小脳)・古小脳(脊髄小脳)・新小脳(大脳小脳)の3区分でとらえられる(教科書本文は注記的記述のみで、系統発生的3区分は一般生理学の標準分類に基づく)。
- 原小脳(前庭小脳):前庭系からの入力を中心に、身体の平衡維持に関与する。
- 古小脳(脊髄小脳):脊髄からの体性感覚・固有感覚入力を受け、姿勢保持と筋緊張の調節に関与する。
- 新小脳(大脳小脳):大脳皮質からの入力を受け、熟練された巧緻運動の協調・計画・学習に関与する。ヒトで特に発達している部位である。

したがって「古小脳=姿勢・筋緊張の調節」の対応のみが正しく、選択肢1(原小脳=熟練運動)、選択肢3(新小脳=平衡)、選択肢4(原小脳=巧緻運動)はいずれも3区分の機能対応を取り違えている。小脳虫部の障害では体幹失調・酒客歩行が、小脳半球(新小脳優位)の障害では四肢の企図振戦・推尺障害が顕著となる、という臨床症状の局在とも結びつけて理解したい。

解説画像
小脳の系統発生的3区分と主要機能の組み合わせとして**正しい**のはどれか。 解説図
小脳の系統発生的3区分と主要機能の組み合わせとして**正しい**のはどれか。
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