学習トップ教科書ドリル 生理学第11章 ▸ C. 筋のエネルギー供給 / Q11C003

教科書ドリル 生理学

Q11C003 筋

問題

筋収縮のエネルギー代謝に関する記述として正しいのはどれか。

選択肢
1筋収縮の直接的エネルギー源はグルコースである。
2筋弛緩ではエネルギー(ATP)は不要である。
3筋線維内のATPは運動開始とともに直ちに全量消費されるが、ローマン反応などにより再合成される。
4ATPは解糖系のみで産生され、有気的代謝では産生されない。
解答
正解3
解説

1. 誤り。直接的エネルギー源はATPであり、グルコースはATP再合成の基質(間接的エネルギー源)にすぎない。
2. 誤り。弛緩時にはCa²⁺のSRへの回収(SERCAポンプ)と、アクチンからのミオシン解離にATPが必須である。死後硬直はこのATP枯渇で弛緩できなくなることによる。
3. 正しい。筋線維内のATPはごく少量で、収縮開始から数秒で枯渇するため、直ちにクレアチンリン酸系(ローマン反応)、次いで解糖系、最後に有気的代謝が働いてATPを再合成する。
4. 誤り。解糖系でも有気的代謝でもATPは産生され、1モルグルコースから解糖系では2モル、有気的代謝全体では合計で約38モルのATPが産生される。

**ポイント**: 「直接=ATP」「間接=CP/グルコース/グリコーゲン/脂肪」の二階層構造で整理する。弛緩にもATPが必須(SERCA・ミオシン解離)。

解説画像
筋収縮のエネルギー代謝に関する記述として正しいのはどれか。 解説図
筋収縮のエネルギー代謝に関する記述として正しいのはどれか。
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