学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第11章 ▸ A. 骨格筋の構造と働き / Q11A003
教科書ドリル 生理学
赤筋(遅筋・タイプI線維)と比較したときの白筋(速筋・タイプII線維)の特徴として正しいのはどれか。
白筋は赤筋に比べてミオグロビン量が少ないため赤色調が弱く、肉眼的にも白っぽく見える。機能的には収縮速度が速いが解糖系(嫌気的代謝)が主体で、乳酸が蓄積しやすく疲労しやすい。このため白筋は瞬発的な運動、たとえば短距離走やジャンプのような速い運動に向いている。一方、赤筋は収縮速度こそ遅いものの、ミオグロビンとミトコンドリアが豊富で有気的代謝(酸化的リン酸化)に優れ、姿勢保持(抗重力筋)などの持続的な収縮に強い。選択肢1は赤筋、2・4は赤筋の特徴であり、白筋についての記述ではないため誤り。臨床では、加齢性サルコペニアでタイプII線維(白筋)が優先的に萎縮し、高齢者の瞬発力低下や転倒リスクにつながることが知られている。

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