学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ J. 視床下部 / Q10J011

教科書ドリル 生理学

Q10J011 神経

問題

視床下部と下垂体の連絡機構に関する記述として正しいのはどれか。

選択肢
1下垂体前葉ホルモンは視床下部ニューロンの軸索末端から直接分泌され、下垂体後葉ホルモンは下垂体門脈を介した血行性の調節を受ける。
2下垂体前葉ホルモンは下垂体門脈を介して運ばれる視床下部ホルモン(放出ホルモン・抑制ホルモン)によって分泌が調節される。一方、下垂体後葉ホルモン(バソプレシン・オキシトシン)は視索上核・室傍核のニューロンの軸索が下垂体後葉にまで伸び、そこから血中に直接分泌される。
3下垂体前葉・後葉ともに、視床下部ホルモンが血流を介して運ばれて分泌が調節される。
4下垂体前葉・後葉ともに、視床下部ニューロンの軸索が伸びて神経分泌を行う。
解答
正解2
解説

下垂体と視床下部の連絡は前葉と後葉で機構が大きく異なる。(前葉=血行性)視床下部の神経分泌細胞から正中隆起に放出された視床下部ホルモン(放出ホルモン=TRH, CRH, GnRH, GRH(GHRH)/抑制ホルモン=ソマトスタチン, ドパミン等)は、下垂体門脈という特殊な血管網を通って下垂体前葉に到達し、前葉細胞に作用して個々の前葉ホルモン(TSH, ACTH, LH, FSH, GH, PRL)の分泌を促進または抑制する。(後葉=神経分泌)一方、下垂体後葉ホルモンであるバソプレシン(ADH)とオキシトシンは、視床下部の視索上核および室傍核に細胞体を持つ神経分泌ニューロンの中で合成され、その軸索が下垂体後葉にまで直接伸びて、神経末端から血中に放出される。したがって前葉と後葉で「血流経由/神経末端から直接」という経路の違いを把握することが要点であり、正答は2。

解説画像
視床下部と下垂体の連絡機構に関する記述として正しいのはどれか。 解説図
視床下部と下垂体の連絡機構に関する記述として正しいのはどれか。
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