学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ J. 視床下部 / Q10J007

教科書ドリル 生理学

Q10J007 神経

問題

視床下部の摂食に関する中枢について正しいのはどれか。

選択肢
1摂食中枢は腹内側核にあり、満腹中枢は外側野にある。
2摂食中枢は外側野にあり、満腹中枢は腹内側核にある。腹内側核を破壊すると過食となり、外側野を破壊すると食欲が失われる。
3摂食中枢は黒質にあり、満腹中枢は淡蒼球にある。
4摂食中枢と満腹中枢はいずれも延髄の迷走神経背側核にある。
解答
正解2
解説

摂食行動の調節を担う2中枢は、いずれも視床下部に存在する。(i)外側野(lateral hypothalamic area; LHA)が「摂食中枢」であり、活動が亢進すると食欲が増し、破壊されると食欲が失われる(拒食・体重減少)。(ii)腹内側核(ventromedial nucleus of hypothalamus; VMH)が「満腹中枢」であり、活動が亢進すると満腹感が生じ、破壊されると過食して肥満となる。両者は血糖変動や末梢のグルコース受容器情報を受けて血糖値維持にも関与する。黒質・淡蒼球は大脳基底核の構成要素で運動調節に関わり(選択肢3は誤り)、迷走神経背側核は延髄の副交感節前ニューロンが集まる核で内臓支配に関わる(選択肢4は誤り)。したがって正答は2。「摂=外(そと)・満=内(なか)」と覚えると紛れない。

解説画像
視床下部の摂食に関する中枢について正しいのはどれか。 解説図
視床下部の摂食に関する中枢について正しいのはどれか。
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