学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ J. 視床下部 / Q10J006

教科書ドリル 生理学

Q10J006 神経

問題

体温調節のしくみに関する記述として正しいのはどれか。

選択肢
1温熱性発汗は大脳皮質により統御され、視床下部は関与しない。
2体温のセットポイントは延髄の呼吸中枢で決定される。
3温熱性発汗は視床下部の体温調節中枢によって統御され、交感神経を介して汗腺を活動させる。
4ふるえによる熱産生は副交感神経の活動亢進により起こる。
解答
正解3
解説

発汗には体温上昇を主な誘因とする「温熱性発汗」と、緊張・情動を誘因とする「精神性発汗」があり、両者は統御する中枢が異なる。温熱性発汗は視床下部の体温調節中枢によって統御され、交感神経の活動を介して汗腺(汗腺への交感神経節後ニューロン末端からはアセチルコリンが放出される、いわゆる例外)に到達して発汗を生じる。精神性発汗は大脳皮質が主導し、手掌・足底・腋窩などの限られた部位に現れる(選択肢1は誤り)。体温のセットポイントは延髄ではなく視床下部で決定される(選択肢2は誤り)。ふるえは骨格筋の不随意な律動的収縮であり、体性運動系(α運動ニューロン)の興奮によって生じるのであって副交感神経の活動では起こらない(選択肢4は誤り)。よって正答は3。

解説画像
体温調節のしくみに関する記述として正しいのはどれか。 解説図
体温調節のしくみに関する記述として正しいのはどれか。
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