学習トップ教科書ドリル 生理学第10章 ▸ F. 脊髄 / Q10F013

教科書ドリル 生理学

Q10F013 神経

問題

脊髄の構造と機能に関する記述として正しいのはどれか。

選択肢
1脊髄は延髄と直接連続する中枢神経系の一部で、灰白質は断面の周辺部、白質は中央部に位置する。
2脊髄ショックでは、切断部より下位の領域で反射亢進・痙性麻痺が即時に出現する。
3脊髄に出入りする神経のうち、後根は求心性線維のみ、前根は遠心性線維のみを通す(ベル・マジャンディーの法則)。
4皮質脊髄路は脊髄内ですぐに交叉するため、片側の脊髄半切では同側に随意運動麻痺が生じる。
解答
正解3
解説

選択肢1は灰白質と白質の配置が逆で、脊髄では中央部に蝶形の灰白質、その外側を白質が取り巻く。選択肢2は脊髄ショック期の症状と矛盾する。急性期には脊髄反射は消失し、弛緩性麻痺と血圧低下が生じ、痙性麻痺は数週間後の回復期以降にみられる。選択肢4は交叉位置の理解を問うもので、皮質脊髄路は脊髄内ではなく延髄錐体で約4/5が交叉するため、皮質損傷では反対側、脊髄半切(ブラウン・セカール症候群)では切断と同側(交叉後の線維が切られるため)に随意運動麻痺が生じ、「脊髄内で交叉するため同側」という因果関係は誤り。選択肢3はベル・マジャンディーの法則の記述として正しく、節F全体の核となる原則である。

解説画像
脊髄の構造と機能に関する記述として正しいのはどれか。 解説図
脊髄の構造と機能に関する記述として正しいのはどれか。
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