学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第10章 ▸ F. 脊髄 / Q10F007
教科書ドリル 生理学
脊髄と脳との連絡が絶たれたとき、切断部より下位の脊髄支配領域で一時的に脊髄機能が麻痺し、脊髄反射の消失や血管運動の麻痺による血圧低下がみられる状態を何というか。
脊髄ショックは、脊髄損傷などで脊髄が上位中枢から切り離されたとき、切断部より下の脊髄が一時的に機能停止に陥る状態である。脊髄反射は消失し、支配領域には弛緩性麻痺がみられる。血管運動中枢からの下行性入力も途絶するため血圧は低下し、重症例では死に至ることもある(臨床でいう神経原性ショックに相当)。脊髄ショックは動物が高等であるほど持続が長く、ヒトでは数週間に及ぶこともあるが、脊髄固有の機能は時間経過とともに回復し、その後、上位運動ニューロン障害としての痙性麻痺に移行する。

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