学習トップ教科書ドリル 生理学第9章 ▸ A. 生殖 / Q09A017

教科書ドリル 生理学

Q09A017 生殖・成長と老化

問題

視床下部-下垂体-卵巣系のフィードバック調節について正しいのはどれか。

選択肢
1排卵直前の大量のエストロジェンは視床下部・下垂体に負のフィードバックをかけてLH分泌を抑制する。
2排卵直前の大量のエストロジェンは視床下部・下垂体に正のフィードバックをかけてLHサージを引き起こす。
3黄体期のプロジェステロンは視床下部・下垂体に正のフィードバックをかけてLH分泌を増加させる。
4プロラクチンはゴナドトロピン(LH・FSH)の分泌を促進する方向に働く。
解答
正解2
解説

性ステロイドによるフィードバック調節は基本的に抑制的(負のFB)であり、これによりLH・FSH分泌は過剰にならないよう調整されている。ただし例外的に、排卵直前にエストロジェン濃度が一定以上の高さで一定時間持続的に上昇すると、作用様式が反転して正のFBに切り替わり、GnRHパルス頻度の増加と下垂体前葉からのLH大量放出=LHサージが引き起こされる。これが排卵を誘発する仕組みである。黄体期のプロジェステロン(+エストロジェン)は負のFBとしてLH・FSH分泌を抑制し、次の卵胞期まで排卵が起こらないよう整備する。妊娠成立時の排卵停止もこの負のFBを基礎としている。プロラクチンはむしろLH・FSHを抑制する(授乳性排卵抑制の基礎)。

解説画像
視床下部-下垂体-卵巣系のフィードバック調節について正しいのはどれか。 解説図
視床下部-下垂体-卵巣系のフィードバック調節について正しいのはどれか。
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