学習トップ教科書ドリル 生理学第7章 ▸ D. 腎臓と体液の調節 / Q07D002

教科書ドリル 生理学

Q07D002 排泄

問題

ADH(バゾプレッシン)とアルドステロンの対比で誤っているのはどれか。

選択肢
1ADH:下垂体後葉 / アルドステロン ― 副腎皮質
2ADH:集合管の水再吸収 / アルドステロン ― 集合管のNa⁺再吸収
3ADH:血漿浸透圧で調節 / アルドステロン ― 主にRAASで調節
4ADH:AQP2を介する / アルドステロン ― K⁺再吸収促進
解答
正解4
解説

両ホルモンの対比は本節最重要事項。
・分泌元:ADH=下垂体後葉(視床下部由来の神経分泌) / アルドステロン=副腎皮質(ステロイドホルモン)
・標的:両者とも集合管だがADHは主細胞の水チャネル(AQP2)、アルドステロンは主細胞のNaチャネル(ENaC)
・作用:ADH=水を保持 / アルドステロン=Naを保持+K⁺/H⁺を排泄(分泌)
・調節入力:ADH=血漿浸透圧↑+体液量↓ / アルドステロン=体液量↓(RAAS経由)
したがって4の「アルドステロン=K⁺再吸収促進」は方向逆で誤り(実際は分泌促進)。ADHとアルドステロンは独立した入出力軸で動くが、細胞外液量減少という共通刺激では両者が同時に活性化される。なお集合管主細胞(ADH/アルドステロン標的)と間在細胞(H⁺/HCO₃⁻分泌でpH調節)は別の細胞系統であり、集合管が浸透圧・体液量・pHの3調節を担う要の部位であることを意識しておくとよい。

解説画像
ADH(バゾプレッシン)とアルドステロンの対比で誤っているのはどれか。 解説図
ADH(バゾプレッシン)とアルドステロンの対比で誤っているのはどれか。
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