学習トップ教科書ドリル 臨床医学各論第10章 ▸ A. 赤血球疾患 / Q10A011

教科書ドリル 臨床医学各論

Q10A011 血液造血器疾患

問題

悪性貧血の病態として**正しい**のはどれか。

選択肢
1鉄の吸収不良により赤血球産生が低下する
2抗内因子抗体により内因子が破壊され、ビタミンB12が吸収できなくなる
3葉酸拮抗薬の使用により葉酸代謝が障害される
4赤血球自己抗体により赤血球が破壊される
解答
正解2
解説

悪性貧血(pernicious anemia)は巨赤芽球性貧血の一亜型で、**自己免疫機序**により発症する特殊型。ビタミンB12の吸収には胃壁細胞が分泌する**内因子(intrinsic factor)**が必須だが、**抗内因子抗体**と**抗胃壁細胞抗体**による自己免疫性萎縮性胃炎(A型胃炎)が背景にあり、内因子が欠乏→B12が吸収できず巨赤芽球性貧血を発症する。橋本病・1型糖尿病など他の自己免疫疾患を合併しやすい。胃全摘後(10年以上経過)も内因子欠乏で同じ貧血を来すが、こちらは自己免疫機序ではない。

解説画像
悪性貧血の病態として**正しい**のはどれか。 解説図
悪性貧血の病態として**正しい**のはどれか。
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