学習トップ / 教科書ドリル 臨床医学各論 / 第7章 ▸ D. その他の代謝異常症 / Q07D020
教科書ドリル 臨床医学各論
25歳男性。1年前から飲酒量が増え食事回数は減少。3日前から歩行時のふらつき・物が二重に見える・意識がもうろうとするとの主訴で来院。身長175cm、体重55kg(やせ)、眼球運動で両眼の外転障害、起立・歩行で失調あり。もっとも考えられる疾患はどれか。
**若年男性・アルコール多飲・食事摂取不良・体重減少・意識障害・眼球運動障害(外転神経麻痺)・運動失調(小脳性)**=**ウェルニッケ脳症**の典型像(3徴揃い)。ビタミンB1欠乏が原因で、アルコール多飲者・慢性飢餓・長期中心静脈栄養・妊娠悪阻で発症。**治療はブドウ糖投与前にビタミンB1(チアミン)100mg以上の静注**が必須(ブドウ糖だけ先に投与するとB1消費で悪化する)。未治療で慢性化するとコルサコフ症候群(記銘力障害・作話)へ移行するため即時治療が必要。

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。