学習トップ教科書ドリル 臨床医学各論第7章 ▸ D. その他の代謝異常症 / Q07D017

教科書ドリル 臨床医学各論

Q07D017 代謝栄養疾患

問題

ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血と葉酸欠乏による巨赤芽球性貧血の鑑別点として正しいのはどれか。

選択肢
1B12欠乏では神経症状(亜急性連合性脊髄変性症等)を伴うが葉酸欠乏では通常神経症状を伴わない
2葉酸欠乏では神経症状を伴うがB12欠乏では伴わない
3B12欠乏では小球性貧血となり葉酸欠乏では大球性貧血となる
4両者は完全に臨床像が同一で鑑別不能
解答
正解1
解説

**B12欠乏と葉酸欠乏の最大の鑑別点は神経症状の有無**。両者ともDNA合成障害で巨赤芽球性(大球性高色素性)貧血をきたすが、**B12はミエリン合成にも関与するため、欠乏すると亜急性連合性脊髄変性症・末梢神経障害・認知機能障害**などの神経症状を呈する。葉酸欠乏では通常神経症状を伴わない(胎児では神経管閉鎖不全をきたす)。**葉酸単独補充はB12欠乏の貧血を改善させるが神経症状を進行させる**ため、巨赤芽球性貧血では必ずB12・葉酸両者を測定し適切な補充を行う。

解説画像
ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血と葉酸欠乏による巨赤芽球性貧血の鑑別点として正しいのはどれか。 解説図
ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血と葉酸欠乏による巨赤芽球性貧血の鑑別点として正しいのはどれか。
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