学習トップ理由で解く 生理学第13章 ▸ H. 視覚 / Q0912

理由で解く 生理学

Q0912 感覚

出典:鍼灸 第21回(2013) 問題43
問題
網膜で明暗を感じる細胞はどれか。
選択肢
1 錐状体細胞
2 杆状体細胞
3 双極細胞
4 アマクリン細胞
解答
正解2(杆状体細胞)
解説
✗ 1. 誤り
錐状体細胞
錐状体細胞(錐体細胞)は明所視と色覚に関与する視細胞であり、赤・緑・青の3種類がある。黄斑部(中心窩)に密集し、視力の中心を担う。
✓ 2. 正しい
杆状体細胞
杆状体細胞(杆体細胞)は網膜に存在する視細胞で、光に対する感度が極めて高く、明暗の識別(暗所視)を担う。感光色素としてロドプシン(視紅)を含み、わずかな光でも反応する。網膜の周辺部に多く分布し、約1億2000万個と錐体(約600万個)より圧倒的に多い。色覚には関与しない。
✗ 3. 誤り
双極細胞
双極細胞は視細胞(杆体・錐体)と神経節細胞の間で信号を中継する介在ニューロンであり、光の受容機能は持たない。
✗ 4. 誤り
アマクリン細胞
アマクリン細胞は網膜の介在ニューロンで、双極細胞から神経節細胞への信号伝達を調節し、側方抑制やコントラスト強調に関与する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「杆(かん)体は暗(かん=暗)所で働く」→「かん」の音で杆体と暗所を結びつける。錐体は「すい(錐)っと色を見る」で色覚と対応させる。
  • 関連知識: 網膜の細胞層構造は、外側から視細胞層(杆体・錐体)→外網状層→双極細胞→内網状層→神経節細胞→視神経の順である。光は内側(硝子体側)から入り、視細胞層で受容される。
  • よくある間違い: 錐体と杆体の機能を逆にする誤りが多い。「杆体=暗・多い・周辺」「錐体=明・色・中心」と3つのキーワードで整理する。
  • 教科書では「b.視覚の受容器と伝導路」の範囲に該当する。
比較表
視細胞 機能 感光色素 分布
杆体細胞 暗所視(明暗) ロドプシン 周辺部 約1億2000万
錐体細胞 明所視(色覚) 3種のオプシン 中心窩に密集 約600万
解説画像
鍼灸 第21回(2013) 問題43|網膜で明暗を感じる細胞はどれか。 解説図
鍼灸 第21回(2013) 問題43|網膜で明暗を感じる細胞はどれか。
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