学習トップ理由で解く 生理学第13章 ▸ G. 平衡感覚 / Q0906

理由で解く 生理学

Q0906 感覚

出典:あマ指 第19回(2011) 問題49
問題
感覚と感覚受容器との組み合わせで誤っているのはどれか。
選択肢
1 視覚 - 錐状体細胞
2 聴覚 - 有毛細胞(コルチ器)
3 平衡感覚 - 有毛細胞(膨大部稜)
4 痛覚 - ルフィニ終末
解答
正解4(痛覚 - ルフィニ終末)
解説
✗ 1.
視覚 - 錐状体細胞
✗ 正しい。錐状体細胞(錐体細胞)は網膜に存在する視覚受容器であり、赤・緑・青の3種類があり色覚と明所視を担う。杆体細胞も視覚受容器であるが暗所視を担う。
✗ 2.
聴覚 - 有毛細胞(コルチ器)
✗ 正しい。コルチ器(蝸牛内)の有毛細胞は音波の振動を電気信号に変換する聴覚受容器である。内有毛細胞が求心性信号の主体を担う。
✗ 3.
平衡感覚 - 有毛細胞(膨大部稜)
✗ 正しい。膨大部稜の有毛細胞は半規管の膨大部に位置し、内リンパの流れを感知して回転加速度を感受する平衡感覚受容器である。
✓ 4. 誤り
痛覚 - ルフィニ終末
痛覚の受容器は自由神経終末(侵害受容器)であり、ルフィニ終末ではない。ルフィニ終末は皮膚の伸展や温覚に関与する被包性の機械受容器である。痛覚受容器は特殊な構造を持たない裸の神経終末であり、侵害性の機械的・化学的・温熱的刺激に反応する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「痛みは"自由"に感じる→自由神経終末」「ルフィニは"温(ル)ふぃに"→温覚」と名前で対応させる。
  • 関連知識: 有毛細胞は聴覚(コルチ器)と平衡感覚(膨大部稜・平衡斑)の両方に共通する受容細胞である。同じ「有毛細胞」でも所在と機能が異なる点に注意する。
  • よくある間違い: ルフィニ終末と自由神経終末を混同しやすい。ルフィニ終末は被包構造を持つ受容器(温覚・伸展)、自由神経終末は裸の終末(痛覚・温冷覚)と区別する。
  • 教科書では「b.前庭器官と伝導路」の範囲に該当する。
比較表
感覚 正しい受容器
視覚 錐体細胞・杆体細胞
聴覚 有毛細胞(コルチ器)
平衡感覚 有毛細胞(膨大部稜・平衡斑)
痛覚 自由神経終末
温覚 ルフィニ終末
解説画像
あマ指 第19回(2011) 問題49|感覚と感覚受容器との組み合わせで誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第19回(2011) 問題49|感覚と感覚受容器との組み合わせで誤っているのはどれか。
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