学習トップ理由で解く 生理学第13章 ▸ A. 感覚の分類と一般的性質 / Q0861

理由で解く 生理学

Q0861 感覚

出典:あマ指 第7回(1999) 問題56
問題
100gと103gの重さの違いがわかる時、200gと区別できる最小の重さはどれか。
選択肢
1 203g
2 206g
3 209g
4 212g
解答
正解2(206g)
解説
✗ 1. 誤り
203g
203gでは差が3g、弁別比は3/200=1.5%となり、元の弁別比3%を下回るため区別できない。
✓ 2. 正しい
206g
ウェーバーの法則(ΔI/I=k)により、弁別閾(ΔI)は基準となる刺激の強さ(I)に比例する。100gで3gの差がわかるということは弁別比(ウェーバー比)がk=3/100=0.03(3%)である。200gの場合の弁別閾はΔI=200×0.03=6gとなり、200+6=206gが区別できる最小の重さとなる。ウェーバーの法則は「感覚量の変化は基準刺激に対する比率で決まる」という感覚の基本法則である。
✗ 3. 誤り
209g
209gでは差が9g、弁別比は9/200=4.5%であり、6gでも区別可能なので最小値ではない。
✗ 4. 誤り
212g
212gでは差が12g、弁別比は12/200=6%であり、最小の重さとしては過大である。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「ウェーバーは比率一定」→まず弁別比(ΔI/I)を求め、新しい刺激に同じ比率を掛けるという手順で解く。本問では3/100=k → 200×k=6g。
  • 関連知識: ウェーバーの法則を発展させたフェヒナーの法則は「感覚量は刺激の対数に比例する(R=klogI)」である。両者を合わせてウェーバー-フェヒナーの法則と呼ぶ。
  • よくある間違い: 弁別閾を「絶対値で一定(3g)」と考えると203gと誤答する。弁別閾は比率で一定であり、絶対値は刺激の大きさに応じて変化する。
  • 教科書では「b.感覚の一般的性質」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第7回(1999) 問題56|100gと103gの重さの違いがわかる時、200gと区別できる最小の重さはどれか。 解説図
あマ指 第7回(1999) 問題56|100gと103gの重さの違いがわかる時、200gと区別できる最小の重さはどれか。
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