学習トップ理由で解く 生理学第12章 ▸ B. 運動の調節 / Q0846

理由で解く 生理学

Q0846 運動

出典:あマ指 第21回(2013) 問題46
問題
アキレス腱反射で正しい記述はどれか。
選択肢
1 受容器は腱紡錘である。
2 多シナプス反射である。
3 上脊髄性反射である。
4 α運動ニューロンが関与する。
解答
正解4(α運動ニューロンが関与する。)
解説
✗ 1. 誤り
受容器は腱紡錘である。
アキレス腱反射の受容器は筋紡錘であり、腱紡錘(ゴルジ腱器官)ではない。腱を叩打して筋を伸展させることで筋紡錘が興奮する。
✗ 2. 誤り
多シナプス反射である。
アキレス腱反射は伸張反射であり、Ia群求心性線維→α運動ニューロンの単シナプス反射である。多シナプス反射ではない。
✗ 3. 誤り
上脊髄性反射である。
アキレス腱反射は脊髄反射であり、反射中枢はS1〜S2の脊髄前角に存在する。上脊髄性反射(脳幹以上が中枢)ではない。
✓ 4. 正しい
α運動ニューロンが関与する。
アキレス腱反射の遠心路はα運動ニューロンであり、脊髄前角のα運動ニューロンが興奮して下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)を収縮させる。反射弓は筋紡錘→Ia群求心性線維→脊髄前角α運動ニューロン→下腿三頭筋という構成で、α運動ニューロンが遠心路として不可欠である。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「アキレス腱反射=S1-S2、膝蓋腱反射=L2-L4」と反射弧のレベルをセットで覚える。下肢の腱反射はこの2つが最重要。
  • 関連知識: アキレス腱反射の消失はS1神経根障害(腰椎椎間板ヘルニアL5/S1レベル)の所見として臨床的に重要である。甲状腺機能低下症では弛緩相の遅延がみられる。
  • よくある間違い: 受容器を「腱紡錘」と答えるケース。腱反射(伸張反射)の受容器はあくまで「筋紡錘」であり、腱紡錘(ゴルジ腱器官)は自原抑制に関与する。
  • 教科書では「a.脊髄レベルでの調節」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第21回(2013) 問題46|アキレス腱反射で正しい記述はどれか。 解説図
あマ指 第21回(2013) 問題46|アキレス腱反射で正しい記述はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手