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理由で解く 生理学

Q0826 運動

出典:あマ指 第5回(1997) 問題57
問題
膝蓋腱反射で誤っているのはどれか。
選択肢
1 長脊髄反射
2 伸張反射
3 固有反射
4 単シナプス反射
解答
正解1(長脊髄反射)
解説
✓ 1. 誤り
長脊髄反射
膝蓋腱反射はL2〜L4の髄節レベルで完結する短脊髄反射であり、長脊髄反射ではない。膝蓋腱を叩くと大腿四頭筋の筋紡錘が伸展され、Ia群求心性線維→脊髄前角α運動ニューロン→大腿四頭筋という反射弓を経て膝が伸展する。長脊髄反射とは頸髄と腰髄のように離れた髄節間で起こる反射(例:四肢間反射、引っかき反射)を指す。
✗ 2. 正しい
伸張反射
膝蓋腱反射は腱の叩打により筋が伸展されて起こる伸張反射そのものである。
✗ 3. 正しい
固有反射
固有反射とは受容器が存在する筋自体が反応する反射であり、膝蓋腱反射はこれに該当する。
✗ 4. 正しい
単シナプス反射
膝蓋腱反射はIa求心性線維からα運動ニューロンへの単シナプス反射であり、介在ニューロンを介さない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「膝蓋腱反射は"短・伸・固・単"」と4文字で性質をまとめて暗記する。
  • 関連知識: 短脊髄反射は限られた髄節内で完結する。一方、長脊髄反射(四肢間反射など)は離れた髄節間を結ぶ脊髄固有ニューロンを経由する。
  • よくある間違い: 「長脊髄反射」と「短脊髄反射」を混同するケース。伸張反射(膝蓋腱反射・アキレス腱反射など)は短脊髄反射、四肢間反射・引っかき反射は長脊髄反射と覚える。
  • 教科書では「a.脊髄レベルでの調節」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第5回(1997) 問題57|膝蓋腱反射で誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第5回(1997) 問題57|膝蓋腱反射で誤っているのはどれか。
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