学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ M. 末梢神経系 / Q0705

理由で解く 生理学

Q0705 神経

出典:鍼灸 第17回(2009) 問題34
問題
脳神経について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 動眼神経は副交感神経を含む。
2 迷走神経は内臓求心性神経を含む。
3 副神経は頸部の運動に関係する。
4 舌下神経は味覚に関係する。
解答
正解4(舌下神経は味覚に関係する。)
解説
✗ 1.
動眼神経は副交感神経を含む。
✗ 正しい。動眼神経(第III脳神経)はエディンガー・ウェストファル核から副交感神経線維を含み、毛様体筋の調節(近見反応)と瞳孔括約筋の収縮(縮瞳=対光反射の遠心路)に関与する。
✗ 2.
迷走神経は内臓求心性神経を含む。
✗ 正しい。迷走神経(第X脳神経)は内臓の感覚情報(血圧、消化管の状態など)を中枢に伝える内臓求心性神経を含む。迷走神経は混合神経であり、運動・感覚・副交感の線維を含む。
✗ 3.
副神経は頸部の運動に関係する。
✗ 正しい。副神経(第XI脳神経)は僧帽筋と胸鎖乳突筋を支配し、肩の挙上と頸部の回旋運動に関係する純運動性の脳神経である。
✓ 4. 誤り
舌下神経は味覚に関係する。
舌下神経(第XII脳神経)は舌の運動を支配する純運動性の脳神経であり、味覚には関係しない。味覚に関与する脳神経は、顔面神経(第VII、舌の前2/3の味覚)、舌咽神経(第IX、舌の後1/3の味覚)、迷走神経(第X、喉頭蓋付近の味覚)の3つである。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 味覚を担う脳神経を「7(VII顔面)・9(IX舌咽)・10(X迷走)」と番号で覚える。「舌下神経=12番=舌を動かす(下から支える)だけ」と覚える。
  • 関連知識: 脳神経12対の番号と機能は頻出テーマである。副交感神経を含む脳神経はIII(動眼)・VII(顔面)・IX(舌咽)・X(迷走)の4つである。問618(脳神経は末梢神経)も参照のこと。
  • よくある間違い: 「舌」が名前に入っている舌咽神経(IX)と舌下神経(XII)を混同しやすい。「舌咽=味覚+嚥下」「舌下=舌の運動のみ」と区別する。
  • 教科書では「b.末梢神経系の機能」の範囲に該当する。
比較表
脳神経 番号 味覚の担当領域
顔面神経 VII 舌の前2/3
舌咽神経 IX 舌の後1/3
迷走神経 X 喉頭蓋付近
舌下神経 XII 味覚に関与しない(舌の運動のみ)
解説画像
鍼灸 第17回(2009) 問題34|脳神経について誤っている記述はどれか。 解説図
鍼灸 第17回(2009) 問題34|脳神経について誤っている記述はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手