学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ K. 大脳 / Q0676

理由で解く 生理学

Q0676 神経

出典:鍼灸 第12回(2004) 問題46
問題
レム睡眠について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 眼球が急速に動く。
2 脳波が徐波になる。
3 自律神経機能が乱れる。
4 逆説睡眠とも呼ばれる。
解答
正解2(脳波が徐波になる。)
解説
✗ 1.
眼球が急速に動く。
✗ 正しい。レム睡眠の名称はRapid Eye Movement(急速眼球運動)に由来し、睡眠中に眼球が急速に動くことが最大の特徴である。
✓ 2. 誤り
脳波が徐波になる。
レム睡眠では脳波は低振幅速波を示し、覚醒時に近いパターンとなる。徐波(高振幅徐波=δ波)を示すのはノンレム睡眠(特に深睡眠の段階3・4)である。レム睡眠の脳波が覚醒時に類似していることが「逆説睡眠」と呼ばれる理由でもある。身体は弛緩して眠っているのに、脳は活動的という「逆説的」な状態である。
✗ 3.
自律神経機能が乱れる。
✗ 正しい。レム睡眠中は自律神経機能が不安定となり、心拍数・血圧・呼吸が不規則に変動する。交感神経活動の亢進時期がある。
✗ 4.
逆説睡眠とも呼ばれる。
✗ 正しい。レム睡眠では身体(骨格筋)は弛緩しているが脳は活動しているため、逆説睡眠(paradoxical sleep)とも呼ばれる。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「レム=脳は覚醒に近い(速波)=逆説睡眠」「ノンレム=脳も休息(徐波)」と脳波のパターンで区別する。
  • 関連知識: 問657(レム睡眠の出現回数)でもレム睡眠が出題されている。レム睡眠は約90分周期で一夜に4〜5回出現し、後半ほど持続時間が長くなる。
  • よくある間違い: 「睡眠中だから脳波は徐波」と一律に考えてしまいやすいが、レム睡眠中は脳が活動的であるため速波を示す。徐波を示すのはノンレム睡眠のみである。
  • 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
解説画像
鍼灸 第12回(2004) 問題46|レム睡眠について誤っている記述はどれか。 解説図
鍼灸 第12回(2004) 問題46|レム睡眠について誤っている記述はどれか。
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