学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ K. 大脳 / Q0674

理由で解く 生理学

Q0674 神経

出典:鍼灸 第12回(2004) 問題44
問題
脳波にα波が現れやすい時期はどれか。
選択肢
1 安静閉眼中
2 暗算中
3 レム睡眠中
4 ノンレム睡眠中
解答
正解1(安静閉眼中)
解説
✓ 1. 正しい
安静閉眼中
α波(8〜13Hz)は安静閉眼時に後頭部で最も顕著に出現する脳波である。リラックスした覚醒状態を反映しており、目を閉じてリラックスすると後頭部を中心にα波が律動的に出現する。開眼したり精神活動を行うとα波は抑制されβ波に置き換わる(αブロッキング)。
✗ 2. 誤り
暗算中
暗算中は精神活動が活発であるためβ波(14〜30Hz)が前頭部優位に出現し、α波は抑制される。
✗ 3. 誤り
レム睡眠中
レム睡眠中の脳波は覚醒時に近い低振幅速波パターンを示し、典型的なα波ではない。
✗ 4. 誤り
ノンレム睡眠中
ノンレム睡眠中は睡眠段階の深化に伴いθ波(入眠期)→δ波(深睡眠期)が出現し、α波は消失する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「α波=目を閉じてリラックス=後頭部」「β波=目を開けて集中=前頭部」とセットで覚える。
  • 関連知識: 問659(正常脳波)、問660(感覚刺激時の脳波)、問661(周波数の低い脳波)、問666(脳波と出現時期の組合せ)と関連する。α波の抑制は上行性網様体賦活系の活性化と関連している。
  • よくある間違い: 「安静=睡眠」と混同してα波を睡眠時の脳波と誤解しやすいが、α波は「覚醒しているが目を閉じてリラックスした状態」で出現する。睡眠時の脳波はθ波やδ波である。
  • 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
解説画像
鍼灸 第12回(2004) 問題44|脳波にα波が現れやすい時期はどれか。 解説図
鍼灸 第12回(2004) 問題44|脳波にα波が現れやすい時期はどれか。
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