学習トップ理由で解く 生理学第10章 ▸ G. 脳幹 / Q0644

理由で解く 生理学

Q0644 神経

出典:あマ指 第34回(2026) 問題27
問題
対光反射の中枢が存在する部位はどれか。
選択肢
1
2 延髄
3 中脳
4 視床下部
解答
正解3(中脳)
解説
✗ 1. 誤り
橋には排尿中枢がある。橋は仙髄に下行性情報を送って排尿を調節する排尿中枢を有するが、対光反射の中枢は存在しない。
✗ 2. 誤り
延髄
延髄には呼吸中枢、循環中枢(心臓血管中枢)、嘔吐中枢、嚥下中枢、唾液分泌中枢などの生命維持に最も重要な中枢が存在する。対光反射の中枢は延髄にはない。
✓ 3. 正しい
中脳
中脳には動眼神経核や滑車神経核、赤核、黒質などがあり、眼の運動反射に関する中枢や瞳孔の対光反射中枢が存在する。対光反射とは、眼に光が当たると反射的に瞳孔が縮小する現象であり、この反射の中枢は中脳にある。対光反射の反射時間は約200ミリ秒である。
✗ 4. 誤り
視床下部
視床下部は自律神経系の最高位の中枢であり、体温調節中枢、摂食中枢(満腹中枢・摂食中枢)、飲水中枢、下垂体ホルモン分泌の調節中枢などがある。対光反射の中枢は視床下部にはない。
ポイント
  • 脳幹の構成と各部位の主な中枢を整理して覚えることが重要。脳幹=延髄+橋+中脳。
  • 覚え方のコツ:「中脳=目(eye)の中枢」と覚える。中脳には動眼神経核があり、瞳孔の対光反射中枢や眼の運動反射中枢が存在する。
  • 対光反射は臨床でも重要:意識障害の評価(瞳孔の対光反射の有無)に用いられ、脳死判定の重要な項目の一つである。
  • 姿勢反射中枢も中脳に存在する(立ち直り反射など)。
比較表
脳幹の部位 主な中枢・機能
中脳 対光反射中枢、眼の運動反射中枢、姿勢反射中枢(立ち直り反射)
排尿中枢
延髄 呼吸中枢、循環中枢、嘔吐中枢、嚥下中枢、唾液分泌中枢
解説画像
あマ指 第34回(2026) 問題27|対光反射の中枢が存在する部位はどれか。 解説図
あマ指 第34回(2026) 問題27|対光反射の中枢が存在する部位はどれか。
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