学習トップ理由で解く 生理学第9章 ▸ C. 成長 / Q0574

理由で解く 生理学

Q0574 生殖・成長と老化

出典:あマ指 第25回(2017) 問題32
問題
退縮するのはどれか。
選択肢
1 肝 臓
2 腎 臓
3 膵 臓
4 胸 腺
解答
正解4(胸 腺)
解説
✗ 1. 誤り
肝 臓
肝臓は加齢により若干の萎縮や機能低下はあるが、胸腺のような顕著な退縮は起こらない。
✗ 2. 誤り
腎 臓
腎臓は加齢により糸球体数の減少や腎血流量の低下が起こるが、胸腺のような退縮とは異なる。
✗ 3. 誤り
膵 臓
膵臓は加齢による機能変化はあるが、胸腺のように脂肪組織に置換されるような明確な退縮は見られない。
✓ 4. 正しい
胸 腺
胸腺は思春期に最大に発達した後、加齢とともに退縮(萎縮)する代表的な臓器である。スキャモンの発育曲線ではリンパ型に分類され、思春期に成人の約200%まで増大した後、成人にかけて退縮し脂肪組織に置換されていく。胸腺はT細胞の分化・成熟(自己と非自己の識別教育)の場として免疫系の確立に重要な役割を果たす。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「胸腺="T"細胞の学校」→ 学校(胸腺)は卒業(思春期以降)したら縮小すると連想する。
  • 関連知識: 胸腺の退縮後もT細胞の産生は末梢リンパ組織で維持されるが、新しいT細胞の産生能力は低下する。高齢者の免疫力低下(免疫老化)の一因である。重症筋無力症は胸腺腫と関連することがある。
  • よくある間違い: 「退縮」と「加齢による機能低下」を混同しないこと。肝臓・腎臓も加齢で機能は低下するが、臓器自体が脂肪組織に置換されるような退縮を起こすのは胸腺である。
  • 教科書では「c.各器官の成長」の範囲に該当する。
解説画像
あマ指 第25回(2017) 問題32|退縮するのはどれか。 解説図
あマ指 第25回(2017) 問題32|退縮するのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手