学習トップ理由で解く 生理学第9章 ▸ A. 生殖 / Q0563

理由で解く 生理学

Q0563 生殖・成長と老化

出典:あマ指 第10回(2002) 問題49
問題
女性の性周期でプロゲステロンの血中濃度が高まる時期はどれか。
選択肢
1 増殖期
2 排卵期
3 分泌期
4 月経期
解答
正解3(分泌期)
解説
✗ 1. 誤り
増殖期
増殖期(卵胞期)はエストロゲンの作用で子宮内膜が増殖する時期であり、プロゲステロンはまだ低値である。
✗ 2. 誤り
排卵期
排卵期にはLHサージにより排卵が起こり、プロゲステロンは上昇し始めるが、分泌期ほどの高値ではない。
✓ 3. 正しい
分泌期
プロゲステロンは排卵後に形成された黄体から大量に分泌され、分泌期(黄体期)に血中濃度が最も高くなる。プロゲステロンの作用により子宮内膜は分泌活性を獲得し、腺の蛇行・分泌物の増加が起こり、受精卵の着床に適した状態となる。同時に基礎体温が約0.3〜0.5℃上昇する高温期を形成する。
✗ 4. 誤り
月経期
月経期は黄体の退化によりプロゲステロンとエストロゲンが低下し、子宮内膜が虚血・壊死を起こして脱落する時期である。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 性周期の流れを「月経期→増殖期(エストロゲン↑)→排卵(LHサージ)→分泌期(プロゲステロン↑)」と時系列で覚える。
  • 関連知識: 月経周期(子宮内膜の変化)と卵巣周期(卵胞の変化)は対応している。増殖期=卵胞期、分泌期=黄体期と同義である。
  • よくある間違い: 「増殖期」と「分泌期」はどちらも子宮内膜が変化する時期であるが、増殖期はエストロゲン依存、分泌期はプロゲステロン依存であり、優位ホルモンが異なる。
  • 教科書では「b.女性生殖器」の範囲に該当する。
比較表
月経周期 卵巣周期 優位ホルモン 子宮内膜の変化
月経期 低下期 内膜脱落・出血
増殖期 卵胞期 エストロゲン 内膜増殖・肥厚
分泌期 黄体期 プロゲステロン 分泌活性・着床準備
解説画像
あマ指 第10回(2002) 問題49|女性の性周期でプロゲステロンの血中濃度が高まる時期はどれか。 解説図
あマ指 第10回(2002) 問題49|女性の性周期でプロゲステロンの血中濃度が高まる時期はどれか。
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