学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ B. ホルモンの種類とその働き / Q0505

理由で解く 生理学

Q0505 内分泌

出典:あマ指 第17回(2009) 問題42
問題
射乳反射を起こすホルモンはどれか。
選択肢
1 オキシトシン
2 エストロゲン
3 グルカゴン
4 プロゲステロン
解答
正解1(オキシトシン)
解説
✓ 1. 正しい
オキシトシン
オキシトシンは下垂体後葉から分泌されるホルモンで、乳腺の筋上皮細胞を収縮させて射乳反射を引き起こす。乳児の吸啜刺激が求心性神経を介して視床下部に伝わり、オキシトシンの分泌が促進される神経内分泌反射である。オキシトシンは子宮平滑筋の収縮作用も持ち、分娩時に重要な役割を果たす。また正のフィードバック(ファーガソン反射)により分娩を促進する。
✗ 2. 誤り
エストロゲン
エストロゲンは卵巣から分泌される女性ホルモンであり、乳腺の発達には関与するが射乳反射は起こさない。
✗ 3. 誤り
グルカゴン
グルカゴンは膵臓α細胞から分泌され、血糖値上昇に作用するホルモンであり射乳とは無関係である。
✗ 4. 誤り
プロゲステロン
プロゲステロンは黄体から分泌される女性ホルモンであり、妊娠維持に関与するが射乳反射は起こさない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「乳汁産生=プロラクチン」「乳汁射出(射乳)=オキシトシン」と機能別に分ける。「オキシトシン=キュッと絞る(筋上皮細胞を収縮させる)」と覚える。
  • 関連知識: オキシトシンの2大作用は「射乳反射」と「子宮収縮」である。分娩時には子宮収縮→児頭が子宮頸管を圧迫→求心性刺激→オキシトシン分泌増加→さらなる子宮収縮という正のフィードバック(ファーガソン反射)が起こる。
  • よくある間違い: エストロゲンやプロゲステロンは乳腺の「発達」に関与するが、「射乳」はオキシトシンの作用である。乳腺の発達と射乳は別の機構である。
  • 教科書では「i.卵巣のホルモン」の範囲に該当する。
比較表
機能 担当ホルモン 分泌部位
乳腺発達 エストロゲン、プロゲステロン 卵巣
乳汁産生 プロラクチン(PRL) 下垂体前葉
乳汁射出(射乳) オキシトシン 下垂体後葉
解説画像
あマ指 第17回(2009) 問題42|射乳反射を起こすホルモンはどれか。 解説図
あマ指 第17回(2009) 問題42|射乳反射を起こすホルモンはどれか。
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