学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ B. ホルモンの種類とその働き / Q0502

理由で解く 生理学

Q0502 内分泌

出典:あマ指 第16回(2008) 問題42
問題
カテコールアミンα受容体の興奮で生じる効果はどれか。
選択肢
1 心拍数増加
2 気管支拡張
3 心収縮力増加
4 血管収縮
解答
正解4(血管収縮)
解説
✗ 1. 誤り
心拍数増加
心拍数増加はβ1受容体の興奮によって生じる効果であり、α受容体の作用ではない。
✗ 2. 誤り
気管支拡張
気管支拡張はβ2受容体の興奮によって生じる効果であり、α受容体の作用ではない。
✗ 3. 誤り
心収縮力増加
心収縮力増加はβ1受容体の興奮によって生じる効果であり、α受容体の作用ではない。
✓ 4. 正しい
血管収縮
α受容体(特にα1受容体)の興奮により血管平滑筋が収縮し、血管収縮が生じる。α1受容体は主に血管平滑筋、瞳孔散大筋、消化管括約筋に分布している。血管収縮により末梢血管抵抗が上昇し、血圧が上昇する。ノルアドレナリンはα受容体への親和性が高く、血管収縮作用が強い。
ポイント
  • 覚え方のコツ: α1=「血管収縮・散瞳」、β1=「心臓(心拍↑・収縮力↑)」、β2=「気管支拡張・血管拡張(骨格筋)」と臓器別に覚える。「αは血管、β1は心臓、β2は気管支」と3つに整理する。
  • 関連知識: 臨床ではα遮断薬(高血圧治療)、β1遮断薬(心不全・頻脈治療)、β2刺激薬(喘息治療)が使用される。受容体の知識は薬理学にも直結する。
  • よくある間違い: 心拍数増加と血管収縮はどちらも交感神経の作用であるが、受容体が異なる(心拍数増加=β1、血管収縮=α1)。
  • 教科書では「g.副腎のホルモン」の範囲に該当する。
比較表
受容体 分布部位 主な作用
α1 血管平滑筋、瞳孔散大筋 血管収縮、散瞳
α2 交感神経終末(自己受容体) ノルアドレナリン分泌抑制
β1 心臓 心拍数増加、心収縮力増加
β2 気管支平滑筋、骨格筋血管 気管支拡張、血管拡張
解説画像
あマ指 第16回(2008) 問題42|カテコールアミンα受容体の興奮で生じる効果はどれか。 解説図
あマ指 第16回(2008) 問題42|カテコールアミンα受容体の興奮で生じる効果はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手