学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ B. ホルモンの種類とその働き / Q0494

理由で解く 生理学

Q0494 内分泌

出典:あマ指 第14回(2006) 問題51
問題
膵臓ランゲルハンス島から分泌されるホルモンはどれか。
選択肢
1 インスリン
2 エストロゲン
3 サイロキシン
4 アドレナリン
解答
正解1(インスリン)
解説
✓ 1. 正しい
インスリン
インスリンは膵臓のランゲルハンス島(膵島)のβ細胞から分泌されるホルモンである。インスリンは血糖値を低下させる唯一のホルモンであり、筋肉や脂肪組織へのグルコース取り込みを促進し、肝臓でのグリコーゲン合成・脂肪合成を促進する。ランゲルハンス島にはα細胞(グルカゴン分泌)、β細胞(インスリン分泌)、δ細胞(ソマトスタチン分泌)が存在し、血糖調節の中枢的役割を担う。
✗ 2. 誤り
エストロゲン
エストロゲンは卵巣の卵胞から分泌される女性ホルモン(ステロイドホルモン)であり、膵臓からは分泌されない。
✗ 3. 誤り
サイロキシン
サイロキシン(T4)は甲状腺の濾胞細胞から分泌される甲状腺ホルモンであり、膵臓とは無関係である。
✗ 4. 誤り
アドレナリン
アドレナリンは副腎髄質から分泌されるカテコールアミンであり、膵臓からは分泌されない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: ランゲルハンス島の細胞は「αβδ」の順で「グ(ルカゴン)・イ(ンスリン)・ソ(マトスタチン)」と覚える。「血糖を下げるのはインスリンだけ」は頻出。
  • 関連知識: インスリン不足は糖尿病の原因となる。グルカゴンはインスリンと拮抗的に血糖を上昇させる。ソマトスタチンは両者の分泌を抑制する。
  • よくある間違い: アドレナリンも血糖上昇作用を持つが、分泌部位は副腎髄質であり膵臓ではない。
  • 教科書では「f.膵臓のホルモン」の範囲に該当する。
比較表
細胞 ホルモン 主な作用
α細胞 グルカゴン 血糖上昇(肝グリコーゲン分解・糖新生促進)
β細胞 インスリン 血糖低下(グルコース取り込み・グリコーゲン合成促進)
δ細胞 ソマトスタチン インスリン・グルカゴン分泌抑制
解説画像
あマ指 第14回(2006) 問題51|膵臓ランゲルハンス島から分泌されるホルモンはどれか。 解説図
あマ指 第14回(2006) 問題51|膵臓ランゲルハンス島から分泌されるホルモンはどれか。
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