学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ A. ホルモンの特徴 / Q0484

理由で解く 生理学

Q0484 内分泌

出典:鍼灸 第11回(2003) 問題42
問題
早朝に最も分泌が高くなるのはどれか。
選択肢
1 メラトニン
2 成長ホルモン
3 インスリン
4 コルチゾール
解答
正解4(コルチゾール)
解説
✗ 1. 誤り
メラトニン
メラトニンは夜間の暗所で分泌が亢進し、深夜2-3時頃に最高値を示す。早朝には光刺激により分泌が低下する。
✗ 2. 誤り
成長ホルモン
成長ホルモンは入眠直後の深いノンレム睡眠(徐波睡眠)時に最も多く分泌される。早朝に最高ではない。
✗ 3. 誤り
インスリン
インスリンは食事摂取後の血糖上昇に応じて分泌されるホルモンであり、特定の時刻に最高となる明確な日内リズムは示さない。
✓ 4. 正しい
コルチゾール
コルチゾール(副腎皮質ホルモン/糖質コルチコイド)は明確な日内リズム(概日リズム)を示し、早朝(午前6-8時頃)に最高値を示し、深夜(午前0-2時頃)に最低値となる。これは覚醒に備えてエネルギー動員(糖新生促進等)を行うための生理的メカニズムであり、CRH→ACTHの分泌リズムに連動している。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「コルチゾール=朝の目覚ましホルモン→朝に最高」と連想する。メラトニンは「夜のホルモン」、成長ホルモンは「寝入りばなのホルモン」と区別する。
  • 関連知識: クッシング症候群(コルチゾール過剰)の診断では日内リズムの消失が指標となる。ストレス時にはCRH-ACTH-コルチゾール軸が活性化され、日内リズムを超えた分泌増加が起こる。
  • よくある間違い: メラトニン(深夜最高)・成長ホルモン(入眠直後最高)・コルチゾール(早朝最高)の3つのピーク時間を混同しやすい。それぞれの最高時刻を正確に区別すること。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
比較表
ホルモン 分泌最高時刻 分泌最低時刻
コルチゾール 早朝(6-8時) 深夜(0-2時)
メラトニン 深夜(2-3時) 日中(光刺激で抑制)
成長ホルモン 入眠直後(ノンレム睡眠時) 覚醒時
解説画像
鍼灸 第11回(2003) 問題42|早朝に最も分泌が高くなるのはどれか。 解説図
鍼灸 第11回(2003) 問題42|早朝に最も分泌が高くなるのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手