学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ A. ホルモンの特徴 / Q0466

理由で解く 生理学

Q0466 内分泌

出典:鍼灸 第5回(1997) 問題41
問題
下垂体前葉ホルモンによる調節を受けないのはどれか。
選択肢
1 コルチゾール
2 テストステロン
3 カテコールアミン
4 サイロキシン
解答
正解3(カテコールアミン)
解説
✗ 1.
コルチゾール
✗ 正しい。コルチゾールは下垂体前葉からのACTH(副腎皮質刺激ホルモン)により副腎皮質束状帯からの分泌が調節される。HPA軸の一部である。
✗ 2.
テストステロン
✗ 正しい。テストステロンは下垂体前葉からのLH(黄体形成ホルモン)により精巣のライディッヒ細胞からの分泌が調節される。HPG軸の一部である。
✓ 3. 誤り
カテコールアミン
カテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)は副腎髄質から分泌されるが、その調節は交感神経の直接的な神経支配によって行われる。内臓神経(交感神経節前線維)のアセチルコリンが副腎髄質のクロム親和性細胞を刺激してカテコールアミンを分泌させる。視床下部-下垂体系の階層支配を受けず、下垂体前葉ホルモンによる調節は受けない。
✗ 4.
サイロキシン
✗ 正しい。サイロキシン(T4)は下垂体前葉からのTSH(甲状腺刺激ホルモン)により甲状腺からの分泌が調節される。HPT軸の一部である。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「副腎髄質=交感神経の延長」と覚える。発生学的に副腎髄質は交感神経節と同じ神経堤由来であり、神経支配を受けるのは当然である。
  • 関連知識: 問題483と同じテーマ。下垂体前葉ホルモンによる階層支配を受けるのは「副腎皮質(ACTH)」「甲状腺(TSH)」「性腺(FSH/LH)」の3つの軸が代表的である。
  • よくある間違い: カテコールアミンとコルチゾールはどちらも副腎由来であるが、皮質(ACTH支配)と髄質(神経支配)で調節機構が全く異なる点を混同しやすい。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
解説画像
鍼灸 第5回(1997) 問題41|下垂体前葉ホルモンによる調節を受けないのはどれか。 解説図
鍼灸 第5回(1997) 問題41|下垂体前葉ホルモンによる調節を受けないのはどれか。
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