学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ A. ホルモンの特徴 / Q0463

理由で解く 生理学

Q0463 内分泌

出典:鍼灸 第4回(1996) 問題45
問題
内分泌器官とホルモンとの組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 甲状腺 ― サイロキシン
2 副腎皮質 ― アドレナリン
3 膵 臓 ― プロラクチン
4 下垂体前葉 ― オキシトシン
解答
正解1(甲状腺 ― サイロキシン)
解説
✓ 1. 正しい
甲状腺 ― サイロキシン
甲状腺からはサイロキシン(T4)およびトリヨードサイロニン(T3)が分泌される。これらは全身の基礎代謝率を上昇させ、酸素消費量を増加させる。TSH(甲状腺刺激ホルモン)の支配を受け、ヨウ素を構成成分として含むのが特徴である。また甲状腺の傍濾胞細胞(C細胞)からはカルシトニンも分泌される。
✗ 2. 誤り
副腎皮質 ― アドレナリン
アドレナリンは副腎髄質から分泌される。副腎皮質から分泌されるのはコルチゾール(糖質コルチコイド)、アルドステロン(鉱質コルチコイド)、副腎アンドロゲンである。
✗ 3. 誤り
膵 臓 ― プロラクチン
プロラクチンは下垂体前葉から分泌される。膵臓から分泌されるのはインスリン(β細胞)、グルカゴン(α細胞)、ソマトスタチン(δ細胞)である。
✗ 4. 誤り
下垂体前葉 ― オキシトシン
オキシトシンは下垂体後葉から放出される。下垂体前葉から分泌されるのはGH、PRL、TSH、ACTH、FSH、LHの6種類である。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 副腎は「皮質=ステロイド(コルチゾール・アルドステロン)」「髄質=カテコールアミン(アドレナリン)」。下垂体後葉は「おしっこ(ADH)とお乳(オキシトシン)」の2つだけ。
  • 関連知識: 下垂体前葉ホルモンは6種類あり、「GH・PRL・TSH・ACTH・FSH・LH」と覚える。後葉ホルモンは視床下部で合成され、後葉から放出されるだけである。
  • よくある間違い: 副腎皮質と副腎髄質の取り違え。皮質は外側でステロイド、髄質は内側でカテコールアミンを分泌する。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
比較表
内分泌器官 分泌ホルモン
甲状腺(濾胞細胞) サイロキシン(T4)、T3
甲状腺(C細胞) カルシトニン
副腎皮質 コルチゾール、アルドステロン、副腎アンドロゲン
副腎髄質 アドレナリン、ノルアドレナリン
膵臓(ランゲルハンス島) インスリン(β)、グルカゴン(α)、ソマトスタチン(δ)
下垂体前葉 GH、PRL、TSH、ACTH、FSH、LH
下垂体後葉 オキシトシン、バソプレッシン(ADH)
解説画像
鍼灸 第4回(1996) 問題45|内分泌器官とホルモンとの組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第4回(1996) 問題45|内分泌器官とホルモンとの組合せで正しいのはどれか。
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