学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ A. ホルモンの特徴 / Q0454

理由で解く 生理学

Q0454 内分泌

出典:あマ指 第2回(1994) 問題47
問題
内分泌腺とホルモンとの組合せで誤っているのはどれか。
選択肢
1 下垂体後葉 ― バゾプレッシン
2 甲状腺 ― サイロキシン
3 膵臓 ― インスリン
4 副腎皮質 ― アドレナリン
解答
正解4(副腎皮質 ― アドレナリン)
解説
✗ 1.
下垂体後葉 ― バゾプレッシン
✗ 正しい。下垂体後葉からバソプレシン(抗利尿ホルモン、ADH)が分泌される。バソプレシンは腎臓の集合管に作用して水の再吸収を促進する。
✗ 2.
甲状腺 ― サイロキシン
✗ 正しい。甲状腺の濾胞細胞からサイロキシン(T4)およびトリヨードサイロニン(T3)が分泌される。
✗ 3.
膵臓 ― インスリン
✗ 正しい。膵臓のランゲルハンス島β細胞からインスリンが分泌される。
✓ 4. 誤り
副腎皮質 ― アドレナリン
アドレナリンは副腎「皮質」ではなく副腎「髄質」から分泌されるカテコールアミンである。副腎皮質からは糖質コルチコイド(コルチゾール)、鉱質コルチコイド(アルドステロン)、副腎アンドロジェンが分泌される。副腎は外側の「皮質」と内側の「髄質」で分泌するホルモンが全く異なり、皮質はステロイドホルモン、髄質はカテコールアミンを産生する。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 副腎皮質=「ステロイド工場」(コルチゾール・アルドステロン・アンドロジェン)、副腎髄質=「カテコールアミン工場」(アドレナリン・ノルアドレナリン)と区別する。
  • 関連知識: 副腎皮質はACTHおよびレニン-アンジオテンシン系で調節され、副腎髄質は交感神経(内臓神経)により直接支配される。髄質は発生学的に交感神経節と同じ起源(神経堤)を持つ。
  • よくある間違い: 「副腎皮質」と「副腎髄質」の混同は頻出である。皮質は3層構造(球状層・束状層・網状層)で各層が異なるホルモンを産生する。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
比較表
部位 ホルモン 調節因子
副腎皮質 球状層 アルドステロン(鉱質コルチコイド) レニン-アンジオテンシン系
副腎皮質 束状層 コルチゾール(糖質コルチコイド) ACTH
副腎皮質 網状層 副腎アンドロジェン ACTH
副腎髄質 アドレナリン、ノルアドレナリン 交感神経(内臓神経)
解説画像
あマ指 第2回(1994) 問題47|内分泌腺とホルモンとの組合せで誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第2回(1994) 問題47|内分泌腺とホルモンとの組合せで誤っているのはどれか。
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