学習トップ理由で解く 生理学第8章 ▸ A. ホルモンの特徴 / Q0451

理由で解く 生理学

Q0451 内分泌

出典:あマ指 第1回(1993) 問題48
問題
ステロイド型ホルモンはどれか。
選択肢
1 性ホルモン
2 プロラクチン
3 成長ホルモン
4 副腎皮質刺激ホルモン
解答
正解1(性ホルモン)
解説
✓ 1. 正しい
性ホルモン
性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン、テストステロンなど)はコレステロールから合成されるステロイドホルモンである。ステロイドホルモンは脂溶性であるため細胞膜を通過でき、細胞内(核内)受容体に結合してDNA転写を調節する。ステロイドホルモンには副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド、鉱質コルチコイド)と性ホルモンが含まれる。
✗ 2. 誤り
プロラクチン
プロラクチンは下垂体前葉から分泌されるペプチドホルモン(タンパク質型)であり、ステロイドではない。
✗ 3. 誤り
成長ホルモン
成長ホルモンは下垂体前葉から分泌されるペプチドホルモンであり、ステロイドではない。
✗ 4. 誤り
副腎皮質刺激ホルモン
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は下垂体前葉から分泌されるペプチドホルモンであり、ステロイドではない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: ステロイド=「副腎皮質+性腺」と覚える。下垂体ホルモンは全てペプチド型(水溶性)であり、ステロイドは一つもない。
  • 関連知識: 水溶性ホルモン(ペプチド型)は細胞膜受容体に結合しセカンドメッセンジャー(cAMP等)を介して作用する。脂溶性ホルモン(ステロイド型)は細胞内受容体に結合しDNA転写を調節する。甲状腺ホルモンも脂溶性で細胞内受容体に結合するが、ステロイドではなくアミン類に分類される。
  • よくある間違い: ACTHは「副腎皮質を刺激するホルモン」であるが、ACTH自体はペプチドホルモンである。名前に「副腎皮質」を含むため混同しやすい。
  • 教科書では「c.ホルモンの作用機序」の範囲に該当する。
比較表
分類 化学的性質 受容体の位置 具体例
ペプチドホルモン 水溶性 細胞膜受容体 GH、PRL、インスリン、ACTH
ステロイドホルモン 脂溶性 細胞内(核内)受容体 コルチゾール、アルドステロン、性ホルモン
アミン類(カテコールアミン) 水溶性 細胞膜受容体 アドレナリン、ノルアドレナリン
アミン類(甲状腺ホルモン) 脂溶性 細胞内(核内)受容体 T3、T4
解説画像
あマ指 第1回(1993) 問題48|ステロイド型ホルモンはどれか。 解説図
あマ指 第1回(1993) 問題48|ステロイド型ホルモンはどれか。
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