学習トップ理由で解く 生理学第6章 ▸ C. 発汗とその調節 / Q0386

理由で解く 生理学

Q0386 体温

出典:あマ指 第22回(2014) 問題40
問題
発汗について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 体温の上昇を防ぐ。
2 交感神経が興奮すると汗が出る。
3 アポクリン腺は全身に分布する。
4 温熱性発汗には視床下部が関与する。
解答
正解3(アポクリン腺は全身に分布する。)
解説
✗ 1.
体温の上昇を防ぐ。
✗ 正しい。発汗により皮膚表面で水分が蒸発する際に気化熱を奪い、体温上昇を防ぐ重要な放熱機構である。
✗ 2.
交感神経が興奮すると汗が出る。
✗ 正しい。汗腺は交感神経支配を受けており、交感神経の興奮により発汗が促進される。エクリン腺の神経伝達物質はアセチルコリン(コリン作動性)である点に注意する。
✓ 3. 誤り
アポクリン腺は全身に分布する。
アポクリン腺(アポクリン汗腺)は全身に分布するのではなく、腋窩・外陰部など限局した部位にのみ存在する。アポクリン腺は体温調節には関与せず、思春期以降に発達する。全身に分布して体温調節に重要な役割を果たすのはエクリン腺(エクリン汗腺)である。「全身に分布」はエクリン腺の特徴であり、この点がアポクリン腺との最大の相違点である。
✗ 4.
温熱性発汗には視床下部が関与する。
✗ 正しい。温熱性発汗は手掌・足底を除く全身で起こり、視床下部(前視床下部・視索前野)の体温調節中枢が統御する。
ポイント
  • 全身に分布して体温調節に関与するのはエクリン腺であり、アポクリン腺は腋窩・陰部に限局し体温調節に関与しない。
  • 覚え方のコツ: 「エクリン=Everywhere(全身)」「アポクリン=アポ(腋窩: Axilla, Pubic)に限局」と頭文字で対比する。
  • 関連知識: 精神性発汗は手掌・足底で起こり大脳皮質が統御する。温熱性発汗と支配中枢・分布部位が逆である点が頻出テーマである。
  • よくある間違い: 汗腺は交感神経支配だがコリン作動性(アセチルコリン)である点を、アドレナリン作動性と混同しやすい。
解説画像
あマ指 第22回(2014) 問題40|発汗について誤っている記述はどれか。 解説図
あマ指 第22回(2014) 問題40|発汗について誤っている記述はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手