学習トップ理由で解く 生理学第6章 ▸ B. 体熱の産生と放散 / Q0378

理由で解く 生理学

Q0378 体温

出典:あマ指 第16回(2008) 問題39
問題
放熱促進に関与するのはどれか。
選択肢
1 エクリン腺の活動
2 カテコールアミンの分泌
3 骨格筋の収縮
4 立毛筋の収縮
解答
正解1(エクリン腺の活動)
解説
✓ 1. 正しい
エクリン腺の活動
エクリン腺(エクリン汗腺)は全身に分布し、体温調節に重要な汗腺である。発汗により皮膚表面で水分が蒸発する際に気化熱を奪い、放熱を促進する。エクリン腺は交感神経(コリン作動性)支配を受け、温熱性発汗では手掌・足底を除く全身で発汗が起こる。高温環境では蒸発が主要な放熱手段となるため、エクリン腺の活動は体温調節に不可欠である。
✗ 2. 誤り
カテコールアミンの分泌
カテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)はグリコーゲン分解を促進し代謝を亢進させるため、産熱に働く。
✗ 3. 誤り
骨格筋の収縮
骨格筋の収縮(ふるえ産熱)は運動神経を介した不随意的筋収縮であり、産熱反応である。
✗ 4. 誤り
立毛筋の収縮
立毛筋の収縮は鳥肌を生じ、皮膚表面に空気層を形成して保温に働くため、放熱抑制の反応である。
ポイント
  • 放熱促進に関与するのは発汗(エクリン腺)と皮膚血管拡張である。他の選択肢はすべて産熱または保温に関与する。
  • 覚え方のコツ: 放熱=「汗かいて血管広がる」、産熱=「ふるえてホルモン出る」と対比で整理する。
  • 関連知識: アポクリン腺は腋窩・陰部に限局し、体温調節には関与しない(問題375参照)。
  • よくある間違い: 立毛筋の収縮を放熱と誤解しやすいが、鳥肌は保温反応(放熱抑制)である。
解説画像
あマ指 第16回(2008) 問題39|放熱促進に関与するのはどれか。 解説図
あマ指 第16回(2008) 問題39|放熱促進に関与するのはどれか。
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