学習トップ理由で解く 生理学第6章 ▸ B. 体熱の産生と放散 / Q0373

理由で解く 生理学

Q0373 体温

出典:鍼灸 第11回(2003) 問題40
問題
産熱を起こさないのはどれか。
選択肢
1 食物摂取
2 運動
3 排尿
4 ふるえ
解答
正解3(排尿)
解説
✗ 1. 誤り
食物摂取
食物摂取後は食事誘発性産熱反応(特異動的作用: SDA)により消化・吸収・代謝が亢進し、産熱が起こる。
✗ 2. 誤り
運動
運動時には骨格筋の収縮によりATPが消費され、その過程で大量の熱が産生される。
✓ 3. 正しい
排尿
排尿は膀胱内の尿を体外に排出する過程であり、代謝による熱産生を伴わない。産熱に関与するのは基礎代謝、筋収縮(運動・ふるえ)、食事誘発性産熱反応(特異動的作用)、非ふるえ産熱(肝臓、新生児の褐色脂肪組織など)、甲状腺ホルモンやカテコールアミンによる代謝促進などである。排尿はこれらのいずれにも該当しない。
✗ 4. 誤り
ふるえ
ふるえ(シバリング)は寒冷時に骨格筋が不随意的に収縮し、運動神経を介して熱を産生する反応である。
ポイント
  • 産熱機構は「基礎代謝・筋収縮・食事誘発性産熱・非ふるえ産熱・ホルモン」であり、排尿は含まれない。
  • 覚え方のコツ: 産熱=「代謝を伴う反応」と覚え、排尿のような単なる排出行為は産熱に関与しないと判断する。
  • 関連知識: 非ふるえ産熱は新生児では褐色脂肪組織が重要であり、成人では肝臓などが関与する。
  • よくある間違い: 特異動的作用(SDA)を放熱と混同しやすいが、これは産熱である(問題367参照)。
解説画像
鍼灸 第11回(2003) 問題40|産熱を起こさないのはどれか。 解説図
鍼灸 第11回(2003) 問題40|産熱を起こさないのはどれか。
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