学習トップ / 理由で解く 生理学 / 第4章 ▸ C. 消化液 / Q0316
理由で解く 生理学
消化管ホルモンは「何のために出るホルモンか」という目的から作用先(効果器)を辿れる。コレシストキニンは消化が目的で胆嚢を収縮させるので、2 が正しい。
セクレチンは、胃から送られてきた酸性の内容物を中和することが目的である。その目的に合う作用先は膵導管細胞で、重炭酸イオン(HCO₃⁻)に富むアルカリ性の膵液を大量に分泌させる。一方、コレシストキニン(CCK)は脂肪やアミノ酸を消化することが目的である。その目的に合う作用先は胆嚢(収縮させて胆汁を十二指腸へ押し出す)と膵腺房細胞(消化酵素に富む膵液を分泌させる)である。このように、中和が目的なら膵導管・重炭酸イオン、消化が目的なら胆嚢・膵腺房・消化酵素、と収めると覚え直しが利く。この問は出題時に 1 と 2 のいずれも正解とする措置がとられたが、セクレチンの主たる効果器は膵臓(導管細胞)であって肝臓ではないため、本アプリでは 2 のみを正解とする。
| ホルモン | 分泌部位・刺激 | 目的 | 効果器 | 主な作用 |
|---|---|---|---|---|
| セクレチン | 十二指腸粘膜/酸性内容物 | 胃酸の中和 | 膵臓(導管細胞) | 重炭酸イオンに富むアルカリ性膵液の分泌(胆管上皮にも作用し胆汁分泌をやや促進) |
| コレシストキニン | 十二指腸・空腸粘膜/脂肪・アミノ酸 | 消化 | 胆嚢、膵臓(腺房細胞) | 胆嚢収縮、消化酵素に富む膵液の分泌 |
| ガストリン | 胃幽門部G細胞/機械的・化学的刺激、迷走神経 | 胃での消化の準備 | 胃(壁細胞など) | 塩酸分泌促進 |
| エリスロポエチン | 腎臓/低酸素 | 赤血球を増やす | 骨髄(赤芽球系前駆細胞) | 赤血球造血の促進 |

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