学習トップ理由で解く 生理学第3章 ▸ B. 換気とガス交換 / Q0244

理由で解く 生理学

Q0244 呼吸

出典:鍼灸 第34回(2026) 問題26
問題
肺活量を表す計算式はどれか。
選択肢
1 1回換気量+予備吸気量+予備呼気量
2 1回換気量+予備呼気量+残気量
3 1回換気量+予備吸気量
4 1回換気量+残気量
解答
正解1(1回換気量+予備吸気量+予備呼気量)
解説
✓ 1. 正しい
1回換気量+予備吸気量+予備呼気量
肺活量とは、最大吸気位から最大呼気位まで呼出できる最大の空気量であり、1回換気量+予備吸気量+予備呼気量の合計で表される。成人男性で約3,000〜4,000mL、成人女性で約2,000〜3,000mLである。肺活量は呼吸機能の指標として広く用いられ、拘束性換気障害(肺線維症など)で低下する。
✗ 2. 誤り
1回換気量+予備呼気量+残気量
1回換気量+予備呼気量+残気量の合計は機能的残気量に1回換気量を加えたものであり、特定の呼吸容量の名称には該当しない。なお、機能的残気量=予備呼気量+残気量である。
✗ 3. 誤り
1回換気量+予備吸気量
1回換気量+予備吸気量の合計は最大吸気量(吸気容量)と呼ばれる。安静呼気位からの最大吸気量を表す。
✗ 4. 誤り
1回換気量+残気量
この組み合わせは特定の呼吸容量としての名称はない。残気量は最大呼気位でも肺内に残る空気量であり、通常の呼吸検査(スパイロメトリー)では測定できない。
ポイント
  • 肺活量=1回換気量+予備吸気量+予備呼気量。この計算式は確実に暗記する。
  • 覚え方のコツ:「肺活量=最大限吸って最大限吐いた量」。つまり、予備吸気量(さらに吸える量)+1回換気量+予備呼気量(さらに吐ける量)の全てを合わせたもの。
  • 全肺気量=肺活量+残気量。残気量は最大に呼出した後も肺に残る空気で、通常約1,000〜1,500mL。
  • 機能的残気量=予備呼気量+残気量。安静呼気位で肺に残っている空気量。
比較表
肺気量分画 構成 概算量(成人男性)
1回換気量 安静呼吸1回の換気量 約500 mL
予備吸気量 安静吸気位からさらに吸える量 約2,500 mL
予備呼気量 安静呼気位からさらに吐ける量 約1,000 mL
残気量 最大呼気後に肺に残る量 約1,500 mL
肺活量 1回換気量+予備吸気量+予備呼気量 約4,000 mL
全肺気量 肺活量+残気量 約5,500 mL
機能的残気量 予備呼気量+残気量 約2,500 mL
解説画像
鍼灸 第34回(2026) 問題26|肺活量を表す計算式はどれか。 解説図
鍼灸 第34回(2026) 問題26|肺活量を表す計算式はどれか。
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