学習トップ理由で解く 生理学第3章 ▸ B. 換気とガス交換 / Q0235

理由で解く 生理学

Q0235 呼吸

出典:あマ指 第9回(2001) 問題45
問題
安静時の肺気量で最も少ないのはどれか。
選択肢
1 1 回換気量
2 残気量
3 死腔量
4 肺胞換気量
解答
正解3(死腔量)
解説
✗ 1. 誤り
1 回換気量
1回換気量は安静呼吸時に1回の吸息・呼息で出入りする空気量で約500mLである。→ 死腔量(約150mL)より多い。
✗ 2. 誤り
残気量
残気量は最大呼気後に肺内に残る空気量で約1〜1.5Lである。→ 選択肢中最も大きい値であり、死腔量よりはるかに多い。
✓ 3. 正しい
死腔量
死腔量は約150mLで、選択肢中最も少ない。→ 死腔とはガス交換に関与しない気道部分(鼻腔から終末細気管支まで)の容積である。→ 健康な肺では生理的死腔は解剖学的死腔にほぼ等しい。
✗ 4. 誤り
肺胞換気量
肺胞換気量は1回換気量から死腔量を引いた値で約350mL(500 − 150)である。→ 死腔量(約150mL)より多い。
ポイント
  • 数値の大小関係: 死腔量(約150mL)< 肺胞換気量(約350mL)< 1回換気量(約500mL)< 残気量(約1,000〜1,500mL)。
  • 覚え方のコツ: 「死腔150・TV 500・残気1,500」の3つの代表値を覚えれば、肺胞換気量(TV − 死腔 = 350)も自動的に求まり、大小比較ができる。
  • 関連知識: 肺疾患(肺循環障害など)では血液が灌流していない肺胞が増えるため、生理的死腔が解剖学的死腔より大きくなり、ガス交換の効率が低下する。
  • よくある間違い: 肺胞換気量と死腔量を混同すること。肺胞換気量(約350mL)は「1回換気量から死腔量を引いた有効換気量」であり、死腔量より大きい。
比較表
肺気量分画 略語 正常値(mL)
1回換気量 TV 約500
予備吸気量 IRV 約2,500
予備呼気量 ERV 約1,000
残気量 RV 約1,500
肺活量 VC 約4,000
全肺気量 TLC 約5,500
解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題45|安静時の肺気量で最も少ないのはどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題45|安静時の肺気量で最も少ないのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手