学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ B. 止血 / Q0124

理由で解く 生理学

Q0124 循環

出典:あマ指 第9回(2001) 問題46
問題
血液の細胞成分とその機能との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 赤血球 - 抗体産生
2 リンパ球 - 血液凝固
3 好中球 - 酸素運搬
4 血小板 - 止血
解答
正解4(血小板 - 止血)
解説
✗ 1. 誤り
赤血球 - 抗体産生
赤血球の機能はヘモグロビンによる酸素運搬である。→ 抗体産生はリンパ球(B細胞→形質細胞)の機能であり、赤血球は核を失った細胞でタンパク質合成能を持たない。
✗ 2. 誤り
リンパ球 - 血液凝固
リンパ球の機能は免疫応答(液性免疫・細胞性免疫)である。→ 血液凝固は血小板と血漿中の凝固因子が担う機能であり、リンパ球の機能ではない。
✗ 3. 誤り
好中球 - 酸素運搬
好中球の機能は異物の貪食・殺菌(食作用)である。→ 酸素運搬は赤血球のヘモグロビンが担う機能であり、好中球は白血球の一種として生体防御に関与する。
✓ 4. 正しい
血小板 - 止血
血小板は血管損傷部位に粘着・凝集して血小板血栓を形成し止血に関与する(一次止血)。血小板は止血作用を持つ。→ 粘着した血小板はセロトニン(血管収縮)やADP(血小板凝集促進)を放出し、さらに凝固因子の活性化を促進して二次止血にも寄与する。
ポイント
  • 血小板は止血(一次止血:血小板血栓の形成)を担い、赤血球はO₂運搬、好中球は食作用、リンパ球は免疫を担う
  • 覚え方のコツ: 「赤=酸素、白の好中球=貪食、白のリンパ球=免疫、板=止血」と各血球の頭文字で機能を整理する
  • 関連知識: 血小板はセロトニンやADPを放出して血管収縮と血小板凝集を促進する(問題165の白血球の機能と対比して覚える)
  • よくある間違い: リンパ球が血液凝固に関与する、好中球が酸素運搬を行うなど、血球と機能の組合せを混同しやすい
比較表
血球 数(/mm³) 寿命 主な機能
赤血球 男約500万/女約450万 約120日 O₂・CO₂運搬
白血球(好中球) 5,000〜9,000(50〜70%) 2〜14日 食作用(貪食・殺菌)
白血球(リンパ球) 5,000〜9,000(約30%) 数日〜数十年 免疫(抗体産生・細胞性免疫)
血小板 15〜40万 5〜10日 止血(血栓形成)
解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題46|血液の細胞成分とその機能との組合せで正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題46|血液の細胞成分とその機能との組合せで正しいのはどれか。
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