
この図の解説
血管が傷ついてから止血が完成するまでを4段階で示した図です。①受傷(血管が切断され血液と血球が漏出)、②血管が攣縮(受傷部の血管平滑筋が収縮し血液の損失を減らす)、③血小板血栓の形成(活性化した血小板が偽足を出して集まり互いに絡む=一次止血)、④フィブリン血栓の形成(フィブリノゲンがフィブリンとなり血小板血栓に絡みつき強固になる=二次止血)の流れです。左下の電子顕微鏡像と、③④の拡大丸(活性化した血小板・フィブリン血栓)に注目してください。
学習の要点
- 覚え方: 一次止血=血小板(血小板血栓)、二次止血=フィブリン(フィブリン血栓)。血小板が先、フィブリンが後で固める。
- 順番で理解: ①受傷→②血管攣縮→③血小板血栓(一次止血)→④フィブリン血栓(二次止血)の4ステップ。
- 関連知識: 二次止血の主役はフィブリノゲン→フィブリンへの変換。網目状のフィブリンが血球や血小板を絡めとる。
- よくある間違い: 血管の攣縮(収縮)も止血の第一歩。血小板だけでなく血管平滑筋の収縮が最初に働く。
- 臨床応用: 一次止血の障害は血小板減少や血小板機能異常、二次止血の障害は凝固因子の異常(血友病など)に対応する。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
一次止血と二次止血の主役をそれぞれ答えよ。
答えを見る
答え: 一次止血=血小板(血小板血栓)、二次止血=フィブリン(フィブリン血栓)。血小板が先、フィブリンが後で固める。
止血の4段階を順に述べよ。
答えを見る
答え: ①受傷→②血管攣縮→③血小板血栓(一次止血)→④フィブリン血栓(二次止血)。
二次止血で起こる主要な変換は何か。
答えを見る
答え: フィブリノゲンからフィブリンへの変換。網目状のフィブリンが血球や血小板を絡めとる。
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。