学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ B. 止血 / Q0122

理由で解く 生理学

Q0122 循環

出典:あマ指 第9回(2001) 問題43
問題
血漿の膠質浸透圧の維持に必要な蛋白質はどれか。
選択肢
1 トロンビン
2 フィブリン
3 アルブミン
4 グロブリン
解答
正解3(アルブミン)
解説
✗ 1. 誤り
トロンビン
トロンビンは血液凝固カスケードの酵素であり、プロトロンビンから活性化されてフィブリノゲンをフィブリンに変換する。→ 膠質浸透圧の維持には関与しない。
✗ 2. 誤り
フィブリン
フィブリンは血液凝固により形成される不溶性タンパク質であり、血餅の構成成分である。→ 膠質浸透圧の維持には関与しない。
✓ 3. 正しい
アルブミン
アルブミンは血漿タンパク質の中で最も量が多く、膠質浸透圧の維持に最も大きく関与する(約70%)。膠質浸透圧の維持と血管内の水分保持。アルブミンの関与が70%と大きい。→ アルブミンは分子量が比較的小さいため分子数が多く、浸透圧への寄与が大きい。
✗ 4. 誤り
グロブリン
グロブリンも血漿タンパク質だが、膠質浸透圧への寄与はアルブミンより小さい。→ グロブリンの主な機能はホルモン等の運搬(α、β-グロブリン)や免疫反応(γ-グロブリン)である。
ポイント
  • アルブミンは膠質浸透圧の約70%を担い、毛細血管内に水分を保持する力として重要である
  • 覚え方のコツ: 「アルブミン="圧"ルブミン」→ 浸透"圧"の維持と連想する
  • 関連知識: アルブミンが低下するネフローゼ症候群や肝硬変では膠質浸透圧が低下し、浮腫(むくみ)が生じる
  • よくある間違い: グロブリンも血漿タンパク質なので膠質浸透圧に関与すると考えがちだが、寄与度はアルブミンが圧倒的に大きい
解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題43|血漿の膠質浸透圧の維持に必要な蛋白質はどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題43|血漿の膠質浸透圧の維持に必要な蛋白質はどれか。
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