学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ A. 血液の組成と働き / Q0107

理由で解く 生理学

Q0107 循環

出典:鍼灸 第6回(1998) 問題37
問題
呼吸性アシドーシスと診断されたヒトの血液のpHとして最も適切なのはどれか。
選択肢
1 7.25
2 7.35
3 7.45
4 7.55
解答
正解1(7.25)
解説
✓ 1. 正しい
7.25
呼吸性アシドーシスは肺でのCO2排出が不十分なためにPaCO2が上昇し、血液pHが正常範囲(7.35〜7.45)を下回って酸性側に傾いた状態である。→pH 7.25は7.35未満であり、アシドーシスに該当する。→原因としてはCOPD、呼吸筋麻痺、気道閉塞などがある。
✗ 2. 誤り
7.35
pH 7.35は正常範囲の下限である。→明確なアシドーシスの診断にはこの値を下回る必要がある。
✗ 3. 誤り
7.45
pH 7.45は正常範囲の上限である。→酸性側ではなくアルカリ側の境界値にあたる。
✗ 4. 誤り
7.55
pH 7.55は正常範囲を超えてアルカリ側に偏っている。→これはアルカローシスの状態を示す値である。
ポイント
  • アシドーシスではpHが7.35未満に低下し、アルカローシスではpHが7.45を超えて上昇する。正常血液pHは7.35〜7.45である。
  • 覚え方のコツ: 「アシド=酸=pH下がる(7.35未満)」「アルカロ=アルカリ=pH上がる(7.45超)」と語源で覚える。呼吸性はCO2、代謝性はHCO3-が原因。
  • 関連知識: 呼吸性アシドーシスでは腎臓がHCO3-の再吸収を増やして代償する。代謝性アシドーシスでは肺が過換気でCO2排出を増やして代償する。
  • よくある間違い: 7.35を「アシドーシス」と判断してしまうこと。7.35は正常下限であり、明確なアシドーシスはこれを下回る値(7.25など)である。
解説画像
鍼灸 第6回(1998) 問題37|呼吸性アシドーシスと診断されたヒトの血液のpHとして最も適切なのはどれか。 解説図
鍼灸 第6回(1998) 問題37|呼吸性アシドーシスと診断されたヒトの血液のpHとして最も適切なのはどれか。
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