学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ A. 血液の組成と働き / Q0079

理由で解く 生理学

Q0079 循環

出典:あマ指 第2回(1994) 問題42
問題
ヒトの体液のpHについて正しい値はどれか。
選択肢
1 5.4
2 6.4
3 7.4
4 8.4
解答
正解3(7.4)
解説
✗ 1. 誤り
5.4
pH5.4は強い酸性であり、生命維持が不可能な値である。
✗ 2. 誤り
6.4
pH6.4は酸性であり、重度のアシドーシスを超えた致死的な値である。
✓ 3. 正しい
7.4
血液は粘稠性を持った比重1.06、弱アルカリ性(pH7.4)の液体。また「血液のpHは通常7.40程度(7.35〜7.45)で、わずかにアルカリ側に傾いた状態で一定に保たれる」と記載されている。このpHは重炭酸緩衝系をはじめとする緩衝系と、肺によるCO₂排出、腎臓によるH⁺排泄により狭い範囲に維持されている。
✗ 4. 誤り
8.4
pH8.4は強いアルカリ性であり、重度のアルカローシスで生命維持が困難な値である。
ポイント
  • ヒトの血液のpHは約7.4(正常範囲7.35〜7.45)で、弱アルカリ性に維持されている。
  • 覚え方のコツ: 「pH7.4=弱アルカリ性」と数値をそのまま暗記する。中性がpH7.0なので、7.4は「わずかにアルカリ寄り」と理解する。
  • 関連知識: pHが正常範囲を超えて酸性側に向かう状態をアシドーシス、アルカリ性側に向かう状態をアルカローシスと呼ぶ。(問題093参照)。いずれも病的状態である。
  • よくある間違い: 「血液は酸性」と思いがちだが、正常な血液は弱アルカリ性である。ただし多くの食品は代謝分解されて酸性物質H⁺を生じるため、血液は酸性に傾きやすい。緩衝系や肺・腎臓の働きで弱アルカリ性に保たれている。
比較表
pH 状態 臨床的意義
<7.35 アシドーシス 病的状態(呼吸性・代謝性)
7.35〜7.45 正常範囲 弱アルカリ性
>7.45 アルカローシス 病的状態(呼吸性・代謝性)
解説画像
あマ指 第2回(1994) 問題42|ヒトの体液のpHについて正しい値はどれか。 解説図
あマ指 第2回(1994) 問題42|ヒトの体液のpHについて正しい値はどれか。
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