学習トップ理由で解く 生理学第1章 ▸ E. 物質移動 / Q0063

理由で解く 生理学

Q0063 生理学の基礎

出典:あマ指 第27回(2019) 問題27
問題
消化管からの吸収の仕組みで誤っているのはどれか。
選択肢
1 拡 散
2 能動輸送
3 受動輸送
4 ろ 過
解答
正解4(ろ 過)
解説
✗ 1.
拡 散
✗ 正しい。拡散は濃度勾配に従った物質移動であり、水や脂溶性物質の吸収に関与する。
✗ 2.
能動輸送
✗ 正しい。能動輸送はATPを利用し濃度勾配に逆らう輸送で、グルコースやアミノ酸の吸収に関与する。
✗ 3.
受動輸送
✗ 正しい。受動輸送は濃度勾配に従った物質移動(拡散・浸透を含む)で、多くの栄養素の吸収に関与する。
✓ 4. 誤り
ろ 過
ろ過は圧力差によって溶媒と小分子が膜を通過する現象であり、消化管からの栄養素吸収の機序には含まれない。→ろ過の代表例は腎臓の糸球体における血圧による原尿生成である。→消化管では拡散、能動輸送(Na⁺との共輸送など)、促進拡散などの機序で栄養素が吸収される。
ポイント
  • ろ過は圧力差による物質移動であり、消化管吸収ではなく糸球体濾過が代表例である。
  • 覚え方のコツ: 「ろ過=圧力=腎臓の糸球体」と連想する。消化管吸収は「拡散・能動輸送・受動輸送」の3つで覚える。
  • 関連知識: 濾過は第7章(排泄系)の糸球体濾過で詳しく学ぶ。
  • よくある間違い: 受動輸送は拡散や浸透を含む上位概念であり、拡散と受動輸送を別物と捉えないよう注意する。
比較表
移動様式 エネルギー 方向
拡散 不要(受動) 高濃度→低濃度 O₂、CO₂の移動
浸透 不要(受動) 低張側→高張側(水) 細胞膜を介した水移動
能動輸送 必要(ATP) 低濃度→高濃度 Na⁺-K⁺ポンプ
膜動輸送 必要 膜の変形による 食作用、開口放出
濾過 圧力差 高圧側→低圧側 糸球体濾過
解説画像
あマ指 第27回(2019) 問題27|消化管からの吸収の仕組みで誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第27回(2019) 問題27|消化管からの吸収の仕組みで誤っているのはどれか。
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