学習トップ理由で解く 生理学第1章 ▸ D. 体液の組成と働き / Q0054

理由で解く 生理学

Q0054 生理学の基礎

出典:あマ指 第23回(2015) 問題27
問題
細胞外液中で最も濃度の高いのはどれか。
選択肢
1 カリウムイオン
2 カルシウムイオン
3 ナトリウムイオン
4 マグネシウムイオン
解答
正解3(ナトリウムイオン)
解説
✗ 1. 誤り
カリウムイオン
K⁺は細胞外液中の濃度が約4mEq/Lと低く、細胞内液に多く存在するイオンである。
✗ 2. 誤り
カルシウムイオン
Ca²⁺の細胞外液中濃度は約5mEq/Lであり、Na⁺より大幅に低い。
✓ 3. 正しい
ナトリウムイオン
細胞外液では陽イオンとしてはNa⁺が約90%を占める。Na⁺は細胞外液中で約140mEq/Lの濃度を持ち、他の陽イオン(K⁺約4mEq/L、Ca²⁺約5mEq/L、Mg²⁺約2mEq/L)を圧倒的に上回る。一方、細胞内液では「陽イオンとしてはK⁺が多い」と記載されている。このNa⁺とK⁺の細胞内外の濃度差はナトリウムポンプ(能動輸送)によって維持されている。
✗ 4. 誤り
マグネシウムイオン
Mg²⁺の細胞外液中濃度は約2mEq/Lであり、陽イオンの中で最も低い。
ポイント
  • 細胞外液の主要陽イオンはNa⁺(約90%)、細胞内液の主要陽イオンはK⁺である
  • 覚え方のコツ: 「ナト(Na⁺)は外、カリ(K⁺)は内」→ナトリウムポンプが濃度差を維持している
  • 関連知識: 細胞外液の主要陰イオンはCl⁻、細胞内液の主要陰イオンはHPO₄²⁻とタンパク質イオンである
  • よくある間違い: K⁺は体液中に重要なイオンだが、「多い」のは細胞「内」液であり細胞「外」液ではない
比較表
イオン 細胞外液 細胞内液 特徴
Na⁺ 約140mEq/L(主要) 少ない 細胞外液の陽イオンの約90%
K⁺ 約4mEq/L 約150mEq/L(主要) 細胞内液に圧倒的に多い
Ca²⁺ 約5mEq/L 少ない 血漿中約10mg/dL
Mg²⁺ 約2mEq/L 少量 細胞外液で最も少ない陽イオン
解説画像
あマ指 第23回(2015) 問題27|細胞外液中で最も濃度の高いのはどれか。 解説図
あマ指 第23回(2015) 問題27|細胞外液中で最も濃度の高いのはどれか。
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