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理由で解く 生理学

Q0028 生理学の基礎

出典:あマ指 第11回(2003) 問題54
問題
細胞膜について正しいのはどれか。
選択肢
1 リボ核酸が規則正しく配列する。
2 蛋白質が組み込まれている。
3 脂質に溶ける物質は通過できない。
4 赤血球は細胞膜をもたない。
解答
正解2(蛋白質が組み込まれている。)
解説
✗ 1. 誤り
リボ核酸が規則正しく配列する。
細胞膜に規則正しく配列するのはリン脂質であり、リボ核酸(RNA)ではない。細胞膜にはリン脂質分子が規則正しく配列している。
✓ 2. 正しい
蛋白質が組み込まれている。
細胞膜にはタンパク質が組み込まれている。リン脂質の二重層膜に種々の形をしたタンパク質の分子がモザイク状に分布する。これらの膜タンパク質は物質の輸送に関与したり、受容体や酵素として働く。ホルモンの受容体やNa⁺を細胞外にくみ出すナトリウムポンプなどが代表例である。
✗ 3. 誤り
脂質に溶ける物質は通過できない。
脂質に溶ける物質(脂溶性物質)はむしろ膜を通りやすい。細胞膜が脂質によって構成されているため、脂質に溶けやすい物質は比較的膜を通りやすい。
✗ 4. 誤り
赤血球は細胞膜をもたない。
赤血球は核を持たないが、細胞膜は持っている。すべての細胞は細胞膜で囲まれており、細胞膜がなければ細胞として存在できない。
ポイント
  • 細胞膜=リン脂質二重層+膜タンパク質(モザイク状に分布)が基本構造である
  • 覚え方のコツ: 「リン脂質が配列、タンパク質がモザイク」→「配列のリン、モザイクのタン」と対で覚える
  • 関連知識: 細胞膜の半透性により、水・O₂・CO₂・アミノ酸は通りやすいが、タンパク質のような大きな分子は通りにくい
  • よくある間違い: 赤血球は「核がない」ことと「細胞膜がない」ことを混同しやすい。核がないだけで細胞膜は存在する
比較表
細胞膜の構成要素 役割 備考
リン脂質(二重層) 基本骨格、物質の選択的透過 リン脂質分子が規則正しく配列
膜タンパク質 輸送・受容体・酵素 モザイク状に分布
糖鎖 細胞同士の認識 一部の膜タンパク質に付着
解説画像
あマ指 第11回(2003) 問題54|細胞膜について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第11回(2003) 問題54|細胞膜について正しいのはどれか。
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