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理由で解く 生理学

Q0016 生理学の基礎

出典:鍼灸 第7回(1999) 問題34
問題
酸化的リン酸化によってATPを産生するのはどれか。
選択肢
1 ミトコンドリア
2 リボソーム
3 ゴルジ装置
4 リソソーム
解答
正解1(ミトコンドリア)
解説
✓ 1. 正しい
ミトコンドリア
ミトコンドリアは細胞のさまざまな活動のエネルギー源となるATPを大量に合成・供給する装置である。酸化的リン酸化はミトコンドリア内膜の電子伝達系で行われ、1分子のグルコースあたり34モルのATPが産生される。これはATP産生経路のなかで最も効率が高い過程である。
✗ 2. 誤り
リボソーム
リボソームはrRNAとタンパク質からなり、mRNAの情報に基づきタンパク質を合成する場である。
✗ 3. 誤り
ゴルジ装置
ゴルジ装置は小胞体から出るタンパク質を受け取って濃縮・分泌する働きを持つ。
✗ 4. 誤り
リソソーム
リソソームは加水分解酵素を含み、不要な物質を分解処理する小器官である。
ポイント
  • ミトコンドリアは「細胞の発電所」であり、酸化的リン酸化(電子伝達系)によりATPを大量に産生する
  • 覚え方のコツ: 「ミトコンドリア=ATP工場」「リボソーム=タンパク質工場」と1対1で覚える
  • 関連知識: 電子伝達系で34モル、クエン酸回路で2モル、解糖系で2モルの合計38モルのATPが得られる。
  • よくある間違い: ゴルジ装置もタンパク質に関与するが「修飾・輸送」であり「合成」や「ATP産生」ではない
比較表
細胞小器官 主な機能 特徴
ミトコンドリア ATP産生(酸化的リン酸化) 内外二重膜、クリステ構造
リボソーム タンパク質合成 rRNAとタンパク質からなる
ゴルジ装置 タンパク質の濃縮・分泌 扁平な袋の積み重ね
リソソーム 不要物質の分解 加水分解酵素を含む
粗面小胞体 タンパク質合成の場 リボソーム付着
滑面小胞体 物質の合成・分解、Ca²⁺貯蔵 リボソームなし
中心体 細胞分裂 1対の円筒状小体
解説画像
鍼灸 第7回(1999) 問題34|酸化的リン酸化によってATPを産生するのはどれか。 解説図
鍼灸 第7回(1999) 問題34|酸化的リン酸化によってATPを産生するのはどれか。
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